商う狼 永井 紗耶子
江戸商人杉本茂十郎、実在人物。
甲斐の農家から江戸の飛脚問屋の養子となった茂十郎
永代橋の崩落で妻と跡取り息子を失う。
その悲しみを糧に、三橋会所頭取となり橋の運営に要する莫大な費用を集め、立て直す。
疲弊した慣例を次々と打ち破り、江戸の繁栄に生涯を捧げた改革者。
この作家さん読破3冊目、こちらは2020年刊行
時代物は時に読めない難しい漢字が出たり、その時代の難しいしきたりなど、沢山ある
それも含めて、なんだろう…
不思議と心が落ち着く
昔ながらの慣習や、丁寧な人付き合い
反面現実の世界では何もかも簡略化されている、私はそれは嫌いではないが…
とても真似ることは出来ない時代小説の生活だけど
知らないからこそ惹かれる
勉強不足な私に、学べる機会を与えてくれる
本書の茂十郎、飛脚問屋の婿養子となり江戸の改革に力をそそぐ
賛同する者もいるが、反発する者もいつの時代もいる
出世する茂十郎に妬みを持つ者
そしてお上が変われば、時代が変わる
江戸の為に尽くした茂十郎だったが、最後はお上の手によって何もかもかも無くなった
江戸商人と大阪商人の生き方の違い
よく勉強された作家さんに私は学んでいる
この食物知ってますか?
私は初めて見ました
「フェイジョア」と言って
大きさはビワくらい、お味は甘酸っぱい、りんごやパイナップルやバナナを合わせ味と調べたら書いていた
半分に切ってスプーンで頂きます
知らない事はまだまだたくさんありますねー。