イオカステの揺籠


遠田 潤子




この戦慄は、他人事ではない。と帯に書かれてる


戦慄というか、悍ましというか、寒気がする


女優のように綺麗な母、仕事一筋と言ったら聞こえがいいが浮気してる父、新進建築家の長男、母に反発し家を出てる妹

長男の妻が妊娠してから、長男の母親の行動が異常になる…


ここからは嫁目線で

嫁姑の問題も絡み、嫁は義母の事を

「癇にさわる」自分の感情を表すぴったりの言葉だと


そうか、料理、掃除、インテリア、何もかも完璧な義母

隙がない人って、嫁の立場からみてうっとおしいか…


義母は我が子長男だけを溺愛する

嫁からみたらますます鬱陶しい


嫁の妊娠がわかった途端に義母は異常に干渉し出す


遠田さんの作品はとても暗いガーンガーン汗

異常な人間性、偏った考え方気味が悪い、こんな人いる?と思うが…


それが何故か癖になって、話の先が気になる


まわりの人を振り回した義母には、辛い過去があった

酷い虐待が…


読み終えると、最初異常な世界だと思っていたのに

普通の家庭であったと思う

私ももしかして洗脳されたかな…