五年後に
咲沢 くれは
短編集で全て中学校の先生が主人公
本書の作家さんも、元中学校教師だったとか
子供以上大人未満、昔何処かで聞いた気がする
あれは、友達以上恋人未満だったかな…
それはそうとして
最近の中学生は私から見たら随分と大人ぽい
ピカピカの新一年生から凄く成長が早い
本書は教師である現在と昔自分が中学生だった頃とシンクロしながら進んでいく
過去に同じようにあったイジメや、恋愛、親子関係
教師となったからと言って、それが全部解決出来るとは思えないけれど…
題名になっている「五年後」
教師夫婦の夫が女生徒から告白される
夫はその生徒に「五年後言ってくれたらもっと嬉しいのに」と言った
なんなの?
相手に期待を持たせるような言い方、待ってて欲しいのか、それとも5年経つと忘れると思ってるのか
どっちにしても私には最低の言い方しか思えない
微妙な年齢、誰もが通ってきた中学時代
そして
自分自身の想い出を振り返ってみたくなる