朝星夜星
朝井まかて
夫婦で挑んだ「日本初の洋食屋」
幕末の長崎で洋食屋を始め、明治の大阪でレストランとホテルを開いた料理人・草野丈吉と妻ゆき。
幕末から維新、明治。
激動の時代の外交を西洋料理で支えた自由亭。
その一皿は深い「志」の味がする。
実在人物で、文中ではあの五代才助(友厚)、岩崎弥太郎
などなど大物有名人物が出てくる
料理人草野丈吉の物語
本書は507ページある分厚い本
正直読むのは疲れた…
幕末の日本の政治、生活がなにもかも変わりつつある時代
丈吉は苦労人で、そして外国語を話す
外国の人と会話が出来る人はこの時代少なく
この時代に常に先の事を考え、先に進む人達
時代の変わり目、そして今も新たな時代の変わり目にきていると思う
あのコロナ禍の先が見えなかった頃より世間、習慣が随分変わった
改めて考えると大変な時代にきてるかもしれない
岩崎弥太郎、五代才助…
時代を動かす人達が外交の場となった自由亭
幕末から明治、著名人が自由亭と関わった事にも驚き
丈吉は50歳を迎えず亡くなった
この時代を変えていった人達は若くて亡くなってる
坂本龍馬が言ったという
人は誰しも夢半ばで人生を終える
それは後世の人間に希望を託された言葉と思える