母という呪縛 娘という牢獄


齋藤 彩




内容

2018年3月、滋賀守山市野洲川の河川敷で体幹部だけの遺体が発見された。

その後の捜査で近所に住む58歳の女性と判明した。

31歳の娘と二人暮らしで、娘は医学部合格を目指して

9年間も浪人生活を経験していた。




小説のような話だけど実際に起こった事件

実母が執拗に娘を追い込む異常に異常過ぎる


これって本当?


信じられない暴言の数々


医学部受験にこだわる母親


ラインのやり取りではたまには優しい面もあるが、ほとんど子供を自分の支配下に置いている


毒親以上


「学歴信仰」という言葉があるらしい

意味は文字からなんとなくわかる


母親を殺めた娘は、裁判長から

「お母さんに敷かれたレールを歩みつづけていましたが、これからは自分の人生を歩んで下さい」

温かく胸に沁み入り、涙がこぼれそうになったと、言っている


誰にも理解されないと思っていたしんどさが、分かってもらえたと


こういう異常な親子関係って世の中に多いんだろうか

私にはわからない


子を持つ親なら、我が子の将来を心配するのは当たり前だけど、ここまで子供を追い詰めたら危険だ



司法記者出身のライターが、獄中の娘と交わした往復書簡をもとにつづる、渾身のノンフィクション。