四十九日のレシピ
伊吹 有喜
良平の妻が亡くなり、やる気や食べる気力もなくす
亡くなった嫁に教えてもらったと言うイモトがたずねてくる
そこに嫁いでいった娘が帰ってくる
読んでいて自然と泣けてくる
奥さん(乙美)が亡くなったからではなく、文中の人物の優しい言葉やふるまいにウルウル
嫁いだ娘が帰ってきたのは理由があった
子供がない夫婦だったが、夫が不倫してその相手に子供が出来たと言う
深刻な問題山積みだけど
手伝いに来た井本が凄く明るくて勇気がわく
やる気なかった良平もいつしか立ち直り
乙美は亡くなっているけれど、彼女が残した物や行ないが皆んなを励ましくれる
今迄居た人が突然亡くなるって事は、残された身になるといたたまれない
悲しい事だけど、明日に向かって勇気が湧く本でした
最初の涙は半分は嬉しいもらい泣き。