ボタニカ

朝井 まかて






日本植物学の父、牧野富太郎の情熱と波乱の生涯


ただひたすら植物を愛し、その採集と研究、分類に無我夢中。

莫大な借金、学界との軋轢も、なんのその。

すべては「なんとかなるろう!」




明治初期、土佐の佐川で彼は育った

生家は老舗の造り酒屋

一人息子で、両親は彼が幼い頃に亡くなり

祖母に育てられる

学問が好きで、特に野山にある植物をこよなく愛する



牧野富太郎生まれながらのお坊ちゃん

学問にお金をかけるのはいとわず、湯水のごとく使う


途中で、彼のあまりの崩落でお気楽な性格にイライラするけれど

どんなにピンチになっても、何故か彼は周りの人達に救われる

植物採集で日本各地を訪れ、その情熱は計り知れない

博士となった彼が、小学校中退でその経緯も驚く


4月から朝ドラで始まるが、原作は朝井まかてさんではないらしい

私はてっきり朝井まかてさん原作だと思ってたけど…


学問ってすればするほど底がなく、学べば学ぶ程わからないことがことが多くなる

知らないことが増えてくる


そして幾つになっても超人な探究心に驚きいっぱい

これは彼の幼い頃からの家庭環境もかなり影響している

学問する彼に惜しみなく援助をし続ける祖母や妻

これはついて行けない…


新種を発見する喜び、そして発見者が名付け親となる喜び

植物学に夢中になる彼は次々と新たな発見をする

道端にある植物との対話、出来るんです


年上だと思っていた森鴎外

年下だと思っていた南方熊楠

同じ世代を生きぬいた彼らは同い年だったらしい


知らない世界を彼のおかげで、私も少しのぞき見出来たようです。