汝、星のごとく
凪良 ゆう
瀬戸内海の島に育った高校生の暁美と、自由奔放の母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
この二人はお互い親に振り回され、自分達では解けない呪縛にかけらたように…
高校生の恋愛から大人になるにつれ、親に縛られる辛さ
もっと自分勝手に生きなよ!と、何度も私は思ったか
真面目で、親孝行な暁美
成功と挫折の櫂
そしてあんなに好きだったのに、環境が二人を変える
若さゆえのあやまち
二人の歯車が少しずつかみ合わなくなり、離れていく
作者凪良ゆうさんの巧みな文に振り回され、一気に読み進み、気がつくと文字がぼやけ読めない
どうなるんだろう
どうするんだろう
ああ、今年は花火を見たい