ワンダフル・ライフ
丸山 正樹
事故で重度の障害を負った妻(49)を自宅で介護している「わたし」(50)。
なんのために、こんなにも自由のない生活を続けているのか…
「わたし」の物語と、さまざまな悩みを抱える男女の物語が絡み合い、繋がるとき、慟哭の真実が明かされるー
4つの話が交互にある
障害者の妻を介護する夫
共働きで子供のいない夫婦
上司と不倫している29歳独身女性
障害者と女子大学生
4つの話が順序よくなっている
暗い話だけど、
このお話はもしかしたら…、2つ目の話を読んで
そう思った
いやいや、3つ目の話を読んで、違うかな…
3つ目、4つ目わからなくなった…
何言ってんだ…私…
その答えは最後まで読んだ方のお楽しみ✨
障害というテーマが含まれ、介護の描写もとても丁寧に描かれている
本書の作家、丸山さんは頸髄損傷という障害を持った奥様の介護を30年来されているそうだ
頭が下がります
この障害は介護者の介助がなくてはならない
とてもも重い障害だ
作家丸山正樹さんは30年、そしてこれからも奥様に寄り添って、作家活動もしながら続けられるのだろう
本書の内容もさる事ながら、他の作品も興味深いです