希望病棟
垣谷美雨
後悔病棟の続編
患者の心の声が聞こえる聴診器を今度は赴任して来た、黒田摩周湖(女医)が拾う
彼女は二人の末期ガンの女性患者を診ている
一人は、児童養護施設で育った高校生の桜子
もう一人は代議士の妻貴子
摩周湖の勧めで治験を受けた二人は快方に向かう
生き直すチャンスを得られた貴子は
「従順な妻」として我慢を強いられてきた彼女は驚きの行動に出て…
奇跡の回復を遂げたが、まわりの環境は病気になる前とちっとも変わらない厳しい状況だった。
それでも、一度奇跡を体験してしまうと、人は変わらざるを得ない
彼女達は人生のやり直しを始める。
この小説の3/4まで垣谷さんらしい文だったのに
そこからの代議士の妻が始めた職場が…?
仲が悪かった姑との関係も急に良くなったり…
展開が早い
私が思い描いていたストーリーではなかった
いつもの垣谷さんらしい文と違った
結局は私が思うのは
大病してそれを克服し、社会復帰出来たとして
生活がそんなに変わることはないんじゃないか
気持ちの持ち様は少し変わるかもだけど
元の暮らしに戻れる幸せもあると思う