死にゆく者の祈り


中山七里



 
テレビなら最後まで目が離せないでしょうね

作家 中山七里
私にとって初めて読む作家
ジャンルを問わず、作家限定せず、いいと評判の本は読む本

今回は大当たり🎯

大人の社会派ミステリー本


教誨師(キョウカイシ)
恥ずかしながら知らなかった言葉

死刑囚に最後まで寄り添い説く僧侶、外国のよくある映画では牧師が出てくるを見た事がある

日本では僧侶、牧師が教誨師となってるそう

この主人公は僧侶でもありその教誨師でもある

ある囚人に懐かしい顔、大学同期で同じサークルであった友を発見する

彼は死刑囚となっていた

この作家が丁寧に主人公を描く
教誨師、僧侶となった主人公も辛い過去がある

合わなかった時間、お互いに知らない時間

信頼していた友の変化

僧侶、教誨師としてそこまでやるかと、、
自分の立場も顧みず
事件を調べる


お経は亡くなった方のためと言うより、全ての宗教は生きている人間の為に存在している

以前主人の母が亡くなった時
七日七日で住職が来家してお経をあげてくれた
私達は亡くなった義母の道標としてのお経だと思っていたけれど

あれはお経を頂く私達の道標でもあったのだと思った

宗教に固執、信心家では無いけれど

この小説を読んで改めて考えさせられる言葉だった






アナベルドライがまた沢山出来そう〜♪