「今度生まれたら」 内館牧子
内館さんの老後小説
「終わった人」 「すぐ死ぬんだから」に続く最新版
主人公は70代主婦
エリートだった旦那さんと結婚し、エリートの息子2人を育てあげ
何不自由もない老後年金生活をおくっている
独身の頃夢中になっていた園芸も結婚、子育ての為辞めてしまう
そう今現在、息子達が離れて行って自分に趣味が無いのに気付く
エリートの旦那は50代に飲めないお酒を飲んで失敗をし、出世コースから外れ、その後退職
人は変わる
完璧だと思って結婚した人がそのまま人生を終える人なんていない
結婚を頂点にもってくるよりもその後の人生がどんなに長いか
彼女は夫の寝顔を見て
「今度生まれたら、この人とは結婚しない…」
そうだよね

生まれ変わったら違う人と、違う人生も楽しいかも
その時は以前の記憶は無いだろうけれど…
あの時人生の分岐点で別の道を行っていたら…
たらればは誰もが一度は思う
人生後半、余裕が出来た人が思う事だと思う
自分が変わらなきゃ
誰も悪くない
悪いの人のせいにしない
今度生まれたら…
その時になってみないとわからない