一橋桐子(76)の犯罪日記

原田ひ香


高齢化社会

その上格差社会でもある

亡くなるまで生活費に困らない人

年金生活で家族も無く生活キリキリの困窮者


この小説は後者の人

高校の同級生と人生後半でルームシェアをしていて

その彼女が先に亡くなった


寂しくて、おまけに自宅に保管していたお金を知らない人に盗まれる

そこで彼女は犯罪を犯して、刑務所に入る事を考える

刑務所は3食付き、お正月にはお節も出るそう

高齢で動けなかったら介護もしてくれる、と言う


どこか憎めない桐子さん

人がいいのでなかなか悪い事は出来ない


応援したくなる桐子さん



コロナ禍になってお年寄りの方をスーパーであまり見かけなくなったけど、、

以前は元気なお年寄りをスーパーの待合の椅子でよく見かけた

顔馴染みになった人と何時間もおしゃべり

今はこのご時世長居をする人は、全く見なくなった


お年寄りの万引きも以前よりは少なくなったんじゃないかな


悲しい世の中よね

誰でも年を取るのに、国民年金の生活は厳しい

老後2千万問題は立消えてしまったけど

定年後20年、30年貯蓄が少なく人は生活が厳しい


桐子さんのように刑務所のお世話になりたがる人が増えるかも


いやいやおいで


桐子さんはその後改善されて、人生楽しんでますよ。

良かった。

良かった。