ある分野において得た知識を滔々と語ることを「蘊蓄を傾ける(うんちくをかたむける)」と言うよね。

 

語る方は少々得意げに知っていることを全て話そうとするが、聞かされる方は煩わしく思うこともある。

現代風に言えば、「うざったく」思うんだろうね。

 

わしも、時々娘たちから「うざったい」と言われることがあるよ。

自分では、そうは思わないけどね。

 

「うんちく」とは、ある分野について蓄えた知識のことで、「薀蓄」、「蘊蓄」などとも書かれるね。

 

「薀」も「蘊」も、蓄えるという意味の文字で、「うんちく」とは、本来は学者などが長年の研究で蓄えた知識のことを指す言葉だったんだ。

 

しかし、近年では雑学、豆知識、トリビアと同様の意味で使われる誤用が多くなったね。

 

「トリビア(trivia)」という言葉は、日本語に訳すと、一般的には、特定の専門分野に深く関連しないが、興味深い事実や情報を指す「雑学」や「豆知識」といった意味になるね。

 

フジテレビ系列 で 2002年 10月8日 から 2006年 9月27日 までレギュラー放送された後、 2007年 から 2012年 まで不定期放送の 特別番組 として放送されていた、 雑学 バラエティ番組「トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜」で一般に使われるようになったね。

タモリさんの功績かもね。

「蘊蓄を傾ける」の「傾ける」は、「耳を傾ける」「愛情を傾ける」のように、そのことに精神を集中させる意味だよ。

 

わしの蘊蓄は、これからも続くかもよ。