アンドルー・ロイド・ウェバーの「オペラ座の怪人」のオリジナルキャストを務めて大成功したサラ・ブライトマン(Sarah Brightman)を紹介しよう。
1960年の8月14日生まれだから、今年64歳になるんだね。
1978年にアンドリュー・グラハム・スチュアート(Andrew Graham-Stewart)という人と結婚したが、1983年に離婚した。
その間の1981年にはアンドルー・ロイド・ウェバーが作曲したミュージカル「キャッツ」のオーデションを受けて、まだら模様の純粋な子猫「ジエミマ」の役を得たんだ。
その後も、アンドルー・ロイド・ウェバーのミュージカルに多数出演している。
下衆の勘ぐりかもしれないが、サラかアンドルーか、両方か、が秋波を送ったんじゃなかろうか。
もしもそうだったら、旦那も我慢できないよ。
当然、離婚だね。
サラは離婚の翌年の1984年にアンドルーと結婚した。
この年の「レクイエム」の初演でも主役を演じているよ。
1986年初演の「オペラ座の怪人」ではクリスティーヌ・ダーエ役のオリジナルキャストを務めて大成功をもたらしたんだ。
この役は彼女のために作られたもので、ブロードウェイでの上演の時にも、ブロードウェイ俳優協会の反発を押し切ってサラをクリスティーヌ役に起用したんだそうな。
しかし、結婚5年後の1990年には離婚、その後はソロ歌手としての活動に専念しているよ。
アンドレア・ボチェッリとのデュエット曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ(Time to say goodbye)」は、クラシックとポビュラーとのクロスオーバーサウンドで、クラシカル・クロスオーバーとも呼ばれているね。
ロンドンにある音楽とダンスの学校、トリニティ音楽大学のエリザベス・ホーズに声楽を習った後、アメリカのジュリアード音楽院のエレン・ファウルに学んだ。
普通の人の声域は2オクターヴといわれているね。
2008年に亡くなった、インカ帝国王族の末裔で、世界一広い声域を持っていると言われたイマ・スマック(Yma Sumac)は、A#2(116.541Hz)からB7(3951.066Hz)までの5オクターブと半音という声域を持っていたね。
世界一広い声域を持つ歌手としてギネス世界記録に認定されていたよ。
サラは、イマには、今のところ、サラサラ及ばないが、彼女自身の話によると、声域は3オクターヴあり、最高音はF6(1396.913Hz)にまで達するということだ。
若いころのサラはとても可愛くて、澄んだ高域の綺麗な声も素晴らしかった。
日本にも何度か来ていて、NHKの紅白歌合戦にも出場しているね。
当然、わしも何度か聴きに行ったよ。
最近は太ってしまって、声も昔ほどでは無くなったので、わしはCDやDVDや USBで楽しむことにしているよ。