ローブレナを飲み始めてから、
体も心も、まるで違うリズムで動いているように感じる。

最初の頃は、
頭痛や首の圧迫感、目が飛び出るような感覚。
それが「副作用」だとわかっていても、
心がついていかない時期があった。

10月初旬には、
ASTが86、ALTが167、γ-GTPが362。
どの数値を見ても、肝臓が悲鳴を上げていた。

その時は「もう続けられないかもしれない」と思った。
でも、薬を止めることは、命を手放すような気がして怖かった。

そして、50mgに減らしてから――
少しずつ、変わってきた。
頭痛が消え、息苦しさも和らぎ、
朝起きて「今日も大丈夫」と思えるようになった。

薬に“慣れた”というよりも、
体がこの薬を受け入れてくれた。
そんな感じだ。

今もお腹の張りはある。
ガスが溜まりやすく、
夜はへその上がつっぱるような感覚も残る。
でも、それすらも「生きている証拠」だと思えるようになった。

副作用の向こうには、
確かに“日常”がある。

今日も音楽を聴いた。
あの頃のように、胸の奥が少し熱くなる。
命を繋ぎながら、
また“音”を紡げる日が近づいている気がする。

次の検査は14日。
数値がどうであっても、
もう一度、生きるリズムを信じてみたい。

ローブレナと一緒に、
この命の続きを見に行く。