萌景へのお願い | フーテンの横チン

萌景へのお願い


2016・3・13~愛媛・松山市~
 悩みは尽きないな…。いろいろと考えさせられた時間だった。えのはうすであった愛の葉ガールズのホワイトデーイベントに参加してきた。タイトルは「昔懐かしい『フィーリングカップル5対5』」。想像するに、子どものころに観たテレビの人気番組で、やすし・きよしらが司会をしていた「プロポーズ大作戦」のようなものだろうか?なつかしいなあ、と思いつつ、不安を募らせながら会場に向かった。
 えのはうすでのイベントではよくあるのだが、一部のファンしかゲームに参加できない可能性があるかもと思っていたからだ。いつものパターンだと、ファンがそれぞれの推しメンの前に並んで、ジャンケンをして勝ったファンだけがゲームに参加できる、というもの。負ければ、推しとほかのファンが楽しんでいるのを、ただ見ているだけ、という最悪の時間になる。

 でも、その心配は杞憂に終わった。開場時にカードを引き、書かれた番号の組で参加するというものだったからだ。ファンが6組に分かれて、メンバーはそのゲーム時にそれぞれ選ばれるという形式だった。食事の後に、ゲーム開始。自分は「1」で、最初の組。愛の葉からは手を挙げたメンバーから、山下マネジャーがチョイスする形で①美紀②理梨花③莉緒④水由羽⑤未唯の5人が選ばれた。残念ながら、萌景は入らなかったけど、内心はホッとしていた。

 仮に、萌景が5人の中にいたとしても、自分を選んでくれる、という自信がまったくなかったからだ。萌景推しになってから約5カ月だけど、彼女に好かれているという実感がまったくない…。おそらく、ほかのファンは自分の推しのいい部分をいっぱい褒めているんだろうけど、自分の場合はまったくの正反対。気になる部分や直してほしいところばかりを口うるさく指摘して、褒めたりすることなんて、めったにない。だから、毛嫌いされているんだろうな…という、マイナスな感情しかなかった。

 まずは第一印象で番号を上げることに。番号は1~5と「?」マークがあったのだが、自分は「?」を選んだ。萌景が見ていたっていうのもあるが正直、彼女以外の子を選ぶことができなかったからね。自己紹介で、メンバーにアピールする形で進んだ。質問は「好きな野菜」「好きなモデル」「チャームポイント」などなど。最後にまた番号を上げたのだが、自分は結局「?」だった。誰も自分を選んでくれないだろうなと思っていたが、水由羽が自分の番号を上げてくれていた。めっちゃ、うれしかった。ゲームはゲームで楽しめばよかったかな…っていう思いも残った。

 ゲーム中の質問のひとつに「休みの日は何をしていますか?」というものがあった。そんなん、答えは「愛の葉のイベントに行っている」しかないやん。そう思っていたが、ファンはそれぞれ違うことを言っていた。何て言おう…。いろいろ考えたが「萌景に会いに行っています」と答えた。司会のSACKYが「愛にあふれていますね~」とひと言。参加していた5人の後ろで見ていた萌景は少し恥ずかしそうに、照れたように笑ってくれた。正直に言ってよかった。

 全部で6組のゲームがあり、萌景も2回参加した。なかには、自分の推しと結ばれたファンもたくさんいた。そんな光景を見ていて、うらやましいなあと正直、思った。1組には、萌景推しは自分しかいなかった。だから、もし萌景がその組にいたら、自分の番号を上げてくれていたかもしれない。その逆で、選んでくれなかったかもしれない。それはそれで事実を受け止めるだけ。選んでくれたら喜べばいいし、選ばれなかったら自分のアピールが足りなかっただけ。いずれにしても、萌景推しという考えが変わることはない。

 6日の鬼北町でのイベントで、萌景の気持ちを確かめるため「ほかのメンバーとツーショットチェキを撮る」「萌景はピンチェキだけ」という行動を取った。結果的に萌景を傷つけてしまった…という罪悪感しか残らかった。いろんな人に聞いたら、けっこう落ち込んでいたという話を聞いた。その時の行為に後悔はないけど、ちゃんと謝らなきゃと思った。だから、12日のエミフルMASAKIでのイベントで「ごめん」と謝った。萌景は「もう気にしていないから」とは笑って許してはくれたけど…。

 本音を言うと、萌景にはストレートに不満をぶつけてほしかった。きよら、未唯、莉緒とチェキを撮っているのは見ているはず。その時に「なんで、ほかの人と撮っているの?」とか「ふ~ん、私以外とも撮るんだ!」とか言ってほしかった。ピンチェキで、って言った時には「なんでよ!はい、いっしょに撮るよ!!」と、強引に腕を引っ張ってでも連れていってほしかった。そんな反応を期待していたんだけど、そんなことはなく終わった。もちろん、落ち込ませてしまった自分が100%悪いんだけどね…。

 ちゃんと鬼北での自分の行動の説明をしなきゃ。そう思って話しかけた時には「鬼北?何のこと??」と、とぼけられた。強がっているのは明らか。気にしていないわけがない。その後も話をしても「もう大丈夫。気にしていないから」の一点張りで、話を終わらせようとする。イヤなことがあっても、次の日には忘れている。引きずらないところが萌景のいいところではあるけれど、萌景推しとしては遠慮せず、素直に文句を言ってほしかった。14歳なら14歳らしく、自分の思いに正直でいてほしい。

 いろんな人から聞いた。「年の離れた人とは何を話していいのか分からない」「横チンさんはまじめだから」など。確かに、自分もその逆で、萌景と何を話していいのか分からないことが多い。彼女がゲームをよくしたり「おそ松さん」などのアニメが好きなのは知っている。でも、自分はまったくと言っていいほど、興味がない…。だから、話に付いていけない部分がある。自分が何か話題を振っても、萌景は興味なさそうに聞いていることもある。一方で、彼女が若い子と楽しそうに話しているの見ると、うらやましいなあって感じる。

 えのはうすでのイベントでは、メンバーが各テーブルを回ってファンと雑談することが多いのだが、萌景はなかなか、自分のところに来てくれない。なんだか避けられている感じもあった。それが不満で「なんで来てくれんの?」と言ったこともある。ある時、彼女はある関係者に、こんなことを言ったという。変なことを言って傷つけてしまったりしたら…と思うから、推してくれる人とはなかなか気楽に話せない―。もしかして、萌景は自分に対して、そんな思いを抱いているのか…。そう感じた。確かに、こっちから話しかけることはあっても、萌景から何かを聞いてくることはほとんどない。

 でもね、自分の場合、萌景が自分に対して、良くも悪くも、正直に、ストレートに言ってくれないことが一番悲しいんだよね。自分は萌景が思っているほど、まじめじゃない。お笑いも大好きだし、若い子が好きそうな音楽もよく聴く。バカな話もする。だから「横チンさんって、こんなことも知らんの?」とか「もっと、女の子のことを勉強したほうがいいよ」とか言ってほしい。その時はバカにされたってムスッとするかもしれないけど、それはそれでうれしいから。もちろん、いままでどおり、自分も萌景のダメな部分は指摘する。そんな、何でも言い合える関係でいたい。

 ホワイトデーだから、萌景の大好きなマイメロディのグッズをプレゼントした。シュシュとかリボンなどの髪飾り。ちょっぴり子どもっぽいけど、着けてくれたらいいな…。そう思いながら選んだ。チェキをもらったり、プレゼントを渡す光景とかを、莉緒カメラマンたちが撮ってくれた。とってもいい表情をしているね。本当にありがとう。萌景には「オレの写真を撮って」と何度か自分のカメラを渡してお願いしているけど「研修生だから」という理由で撮ってくれない。ほかのメンバーが「いいんじゃないの?」って言っても「壊したらいけないから」と…。萌景が撮ってくれた写真をアイコン画像に使いたいんだよね。いつか、撮ってほしいな。

 自分の努力不足で、アピールのしかたがヘタなのかもしれない。いっつも怒っているような顔をしているし、いつか萌景にも「怖かった…」って言われてしまったこともある。それに、不器用だし…。あるメンバーには「横チンって、萌景、萌景っていう気持ちを出し過ぎなんじゃないかな?」って言われたこともある。まあ、そうかもしれないね…。自分でも「好き好き光線」を出しすぎかもしれないって分かっちゃいるんだけど…。でも、大好きなんだから、しょうがないwwまあ、こんなヘンなやつですが、これからも懲りずに相手してやってください。よろしくお願いします<(_ _)>