郷愁を感じる祭り
2015・10・25~愛媛・愛南町~
なつかしい気持ちになった。遠路、愛媛の最南端のまちにやってきた。広見地区田園で開催された「ふるさと一本松祭」。会場に到着すると、地元はもちろん、愛媛県各地からの出店が並んでいる。いいにおい。時間が進むにつれて、多くのお客さんが駆けつけ、にぎわいを見せた。愛の葉ガールズからは、きよら、咲葉良、未唯、愛ちゃん、ほのかの5人が出演。トリを務める形で、ステージに上がった。
これぞ、地元のお祭りだなって感じた。ステージ前には、たくさんのオレンジ色のかぼちゃがたくさん並べられていた。愛南町の名産として知られており、午後には大きなかぼちゃの重量当てクイズもあった。「Self Talk」で、きよら、咲葉良がカッコよくキメる前に、静かにたたずむかぼちゃ。これぞ、愛南町ならではのカットだ。
推しメンでもある研修生のほのかも、元気いっぱいに踊っていた。この日はフルメンバーではないため、いつものバックダンサーだけでなく、前列に出てくる場面も多かった。愛の葉eggすの「オレンジモンスター」では、体いっぱいを使って元気にダンス。笑顔を爆発させている姿を見ていると、撮っているこっちも楽しくなってきた。
頭には、かわいい花の髪飾りをつけていた。ライブ前の物販中、未唯が同じようなものをつけていたので、その話をしていると、隣にいたほのかが「ライブでは、私もつけるよ」と教えてくれていた。ほのかのお母さんの手づくりで、未唯にプレゼントしたという。未唯はほのかの指導係でもあるから「師弟コンビ」で、おそろいの花飾りなんて、なんだかいい感じだね。2人とも似合っているし、かわいさが倍増していた。
この日のほのかはいつも以上に頑張っていた気がした。MCでは小さな体を前に出して、先輩たちの話に絡もうとしていた。なかなかうまく会話に入れないでいる姿がおかしくもあり、かわいくも見えた。出店や野菜の話をしている時には「私はブログに書きま~す!」と右手を挙げて叫んでいた。「虹色マジック」では初めてソロで歌っているパートもあった。フルメンバーの時には見られない光景だから、来たかいがあったかな。
祭りを盛り上げたのは愛の葉だけじゃない。地元・愛南町出身の田原紫音のライブもあった。ギタリストの奏でるメロディに美声をのせる。きれいな歌声が青空に響き渡った。
田園ならではの光景も。会場横には、コスモスが満開になっていた。おそらく、おばあちゃんとお孫さんだろうなあ。コスモスの花をたくさん摘んでいた。その後ろには、なんとヒマワリの花も咲き乱れていた。夏と秋のコラボレーションだった。
隣を見ると、大きなバイク音が響き渡っていた。同じく愛南町出身のプロライダー・吉良祐哉のバイクデモンストレーション。ウィリーや障害物を乗り越えたりして、観衆をわかせた。また、地元の園児による遊戯や、南宇和高校吹奏楽部の演奏会も。飽きる時間がなかった。
愛の葉メンバーが約30分間のライブ終了を告げている時、ステージ横から緑色のジャンパーを着た人が現れた。愛南町の職員からの花束贈呈。メンバーを代表して受け取ったきよらは笑顔。うれしいサプライズに、ほかのメンバーも喜んでいた。
最後はお楽しみの餅まき。愛の葉メンバーも再び、ステージに上がり、紅白の餅やお菓子をたくさんまいた。後方で写真を撮っていたが、見ているうちに、メンバーがまいた餅がほしくなった。大きく両手を振っていると、咲葉良が気づいてくれて、餅を思い切り投げてくれた。しっかりとゲット。でも、やっぱり推しメンの投げた餅がいい。終盤の時間帯。ほのかに手を振っていると、やっと気づいてくれて、目が合った。
ほのかは大きくふりかぶって、両手で餅をいっぱい投げてくれた。見事、目の前に到達。よし、2つゲットだ。あとで、手を振ったの気づいた?って聞いてみると「分かったよ。手を振ってくれたから、思い切り投げた」と笑った。誰もが知っている大きな祭りもいいけれど、こういう地域密着の小さなお祭りは、趣があっていい。愛の葉のライブも楽しんだし、さまざまなコーナーも楽しかった。昔なつかしいお祭りにふれて、地元のお祭りにも久しぶりに行ってみたくなった。