俳句だらけの銀天街
2015・10・2~愛媛・松山市~
まだ、シャッターが開いていない午前中、銀天街商店街を歩いていたら、多くの俳句が店の看板下に展示されていた。毎年開催されている「子規顕彰松山市小中高校生俳句大会」の入賞者の作品の数々だった。松山市内の小中学生と、中予地区の高校生が対象で、応募総数はなんと約7800句もあるそうだ。これも俳句のまち・松山ならではの光景かもしれない。正岡子規ら俳人を多く輩出し、俳句甲子園が開催されているしね。
毎日のニュースでも作品が発表されているし、愛媛県人にとっては、俳句は生活の一部になっているもんなあ。ひとつひとつ読んでいくと、硬くなった大人の頭では出てこないような、子どもならではの発想から生まれた作品がいっぱい。ただ見ているだけで楽しい。そのなかで強く記憶に残ったのは「風かおる ふせんだらけの 旅の本」。小学5年生の作品だった。わざわざ、ふせんは張らないけれど、気になったところのページを折っていったものだ。本を見ながら、旅をしている妄想をしているのかな?ああ、どこか海外に逃亡したいよ…。
