チアリーダーのように元気いっぱい!
2015・8・25~愛媛・松山市~
3曲には共通点があった。26日発売のファーストシングル「渚のシンパシー」のフラゲ日イベントに行ってきた。2部制だったので、両時間とも鑑賞。久しぶりの松山キティホールに入ったから、なつかしさを感じながらシャッターを切っていた。「渚のシンパシー」「青春モノクローム」「ドタバタ日曜日」。収録されている全3曲に注目すると、腕を思い切り挙げる振りつけが多いことに気づいた。
もちろん、これまでの曲でも腕を広げる振りつけはあるけれど、この3曲は特に多いように感じたんだよなあ。まずはタイトルにもなっている「渚のシンパシー」から。サビの部分での、りっちゃん。黄色い衣装がよく似合う。初めて見た時から思っていたけど、新衣装を着て踊るメンバーはチアリーダーのように見える。実際、りっちゃんにも聞いたら「それ、よく言われる」と笑っていたからね。
チアリーダーといえば、満面の笑顔と体をいっぱいに広げてのダンスが印象的だ。大きな掛け声を上げながらのパフォーマンスは見ているだけで元気をもらえれる。思い切り両手を挙げて、かわいい笑顔を浮かべる、まーちゃん。ふだんはおっとりしているけれど、踊っている時はうってかわって快活な表情が目立っているんだよね。
あすみんもしかりだ。サビの部分で、右足を大きく外側に上げて、右腕を振る。AiCuneはもちろん、マックル勢のダンスにもある振りつけのひとつだ。6人のなかで一番背が高く、そして細い。ちゃんと食べているのかなあといつも気になっているんだけど、これだけ元気いっぱいにダンスしていたら、おなかも減るし、いっぱい食べているよね。
「渚のシンパシー」の振りつけのなかで、特に撮影が難しいなあと思うものがある。そのひとつが、イントロ部分と最後のメロディの部分にある、両手を上下に大きく広げるところだ。メンバーによって、腕の長さも違うし、微妙に広げ方が違うので、なかなか全部をフレームに入れるのが容易ではない。ひとみんで狙ったが、なんとかギリギリ入った。それにしても、腕が長いなあ。
続いて「青春モノクローム」。和佳音の卒業公演前に披露してくれた、特に思い入れの曲のひとつだ。ほかの曲とは違って、メンバーが一列に並んで踊る振りつけが多いのが特徴。和佳音の幼なじみでもある有美香が、しっかりと彼女の分まで踊ってくれている。そんなことを思いながら見ていると感慨深くなるね…。
間奏の部分で、6人全員が後方に集まってジャンプするシーン。笑顔で元気いっぱいに体を広げる。みんな、とても楽しそう。最後に、みんなが背中を向けて、手をつなぎながら歩いていくシーンがあるけれど、この振りつけも同様に好きなんだよね。なんだかんだ言っても、ジャンプは元気を一度で表現してくれる最高のパフォーマンスだから。
2番が始まる前、メンバーは縦一列に並んで、直前に左右に分かれて広がっていく。この時、先頭に立つひとみんの笑顔がとてもやさしい。「青春モノクローム」はどちらかといえば、柔らかい曲調。だから、ひとみんたちの笑顔も柔らかになるのだろうか。そんなことを思った。
ひとみんだけじゃなかった。あすみんもやさしい笑顔を浮かべていた。彼女を撮っている時に感じることが多いのだが、いつもキョロキョロしていることが多い。ファンがどんな表情でライブを見ているのか、観察しているのかもしれないなあ。メンバーで最年少だけど、冷静な観察眼があるのかもしれない。
あすみんの姉でもある、きらちゃん。髪を振り乱しながらのダンスが特徴だ。大きく右手を挙げ、上を見つめる姿は、とても絵になる。流れる髪も、絵にアクセントを加えてくれる。自分は動きのある写真を撮りたいタイプなので、メンバーのなかで撮っていて楽しいのは、実はきらちゃんなんだよね。
最後に「ドタバタ日曜日」。休日に朝寝坊して、出掛ける前にドタバタするようすをコミカルに表現しているダンスが楽しい曲だ。顔を慌ただしく洗うところがツボだな。でも、腕を広げてジャンプする部分もお気に入り。あすみんのこの笑顔、とっても楽しそうだ。
りっちゃんを取り囲むように、メンバーが集まって、両手を上下させてあおる。「夢のカケラ カバンに詰め込んで押し込んで♪」の歌詞の部分の振りつけだけど、これって、りっちゃんを夢のカケラにたとえて、詰め込んでいるシーンを表現しているのかな?そう思うと、なんだか楽しい。
サビ前の歌詞にある「SOS」のОを2人で表現する、まーちゃんときらちゃん。見つめ合いながら大きく丸をつくっている。でも、後方でSを体全体で表現しているあすみんがなんだかおかしくて、おかしくて。ツボにハマってしまった。
ステージの両サイドにあるライトを浴びながらダンスする有美香。光がいい具合に体に当たっていて、とても幻想的だ。場数をこなすごとに、最初はぎこちなかった笑顔が自然なものになってきている。ファーストシングルを発売できたことの幸せを感じながらのライブなんだろうなあ。
この日撮影したカットのなかで一番、チアリーダーみたいだなあって感じさせてくれる写真が、この1枚。やっぱり、きらちゃんなんだなあ。ピラミッド状に組んで、その頂点に立つ女性のようで、ダイナミックなダンスだ。きらちゃんなら、いますぐチアダンスチームに入っても、違和感がないような気がする。
松山キティホールでは久しぶりの撮影だった。野外などの会場でも感じたことだが、メンバーそれぞれがイメージカラーを強調した衣装を着るのは正解だと思った。とてもカラフルだし、何よりもステージが映える。「渚のシンパシー」の収録3曲はどれも元気になれるものばかり。もしかしたら、その思いを表現するために、チアリーダーのような衣装にしたのかもしれないなあって思った。フラゲ日にCDを手にしたけれど、正式な発売日の26日にじっくりと聴こうっと。