プレイバック・和佳音 23 | フーテンの横チン

プレイバック・和佳音 23


2014・10・12~愛媛・今治市~
 6人体制になってから初のライブ。いきなり、新衣装で新曲「渚のシンパシー」を初披露してくれた。新生AiCuneで再スタートという、この節目の日に合わせて、夜遅くまで練習を重ねてきたんだろうな…。そう思うと、なんだかうれしくなった。AiCuneファン、そして和佳音ファンになって約1カ月。台風が近づいていたということもあり、直前まで来島海峡サービスエリアに来ようかどうか迷っていたんだけど、来て正解だった。「行かない」という選択をしていたら、この新曲お披露目の場に立ち会えなかったんだから。絶対に後悔するところだった。
 1部では新曲のほか「ミズイロの閃光」「キラキラレボリューション」など全5曲を披露してくれた。バックダンサーだったまーちゃん、あっちゃんも初めてマイクを持ってのダンス。そう言えば、それぞれのソロパートができていた。新曲なら、りっちゃん、ひとみん、そして和佳音という順。しっかりと、和佳音の歌声を聴いたのは初めてのような気がした。だから、みんな緊張していたかもしれないけど、とびっきりの笑顔を振りまいていた。9人から6人になったけど、その分、個々の頑張りがはっきりと見えたライブだった気がする。
 ライブ後の握手会。もちろん、和佳音の列に並んだ。緊張感から解放され、なんだかすがすがしい表情をしていた。それに、下ろした髪型は初めて見たので、とても大人っぽかった。6人でのライブはどうだった?まずはありきたりな質問からしてみた。「うん、緊張したけどね。新曲、どうだった?」。いい曲だと思うよ。これまでの曲とは違って、カッコよかったと思うしね。「本当?和佳音もそう思う」。何ていう曲名なの?「渚のシンパシーっていうの」。やった、予想通り。その衣装、寒かったんじゃない?そう言うと「大丈夫。踊っていたら、すぐにあったまるし」。そう無邪気に笑う。とても、いい表情だった。

 「きょうは何を描こうか?」。最近の握手会では、こんな会話が当たり前になった。実は9月22日の定期公演「お月見ライブ」から、スケッチブックに和佳音に絵を描いてもらっている。こちらがお題を出して、描いてもらうというものだ。最初のページに、お月見の絵を描いて、とリクエストすると、彼女はスラスラと描き始めた。大きなお月さまを描いた後、その下に何かの後ろ姿。よく見ると、2匹のウサギがお月見している構図だった。この絵を見た時、この子は絵心がある!と思った。りっちゃんの生誕祭や、空ぽんたちの卒業公演の時には、それぞれの似顔絵をリクエスト。髪型など、それぞれの特徴をよくとらえていた。
 この日は6人でリスタートの日だから、和佳音なりのメッセージとともに、自分の似顔絵を描いてほしい、とリクエストした。描いてもらったものを見ると、特徴のある前髪をとらえていたし、右サイドの三つ編みに黒いリボンをつけているのも、しっかりと描いていた。かわいい絵を描くじゃん。そう言うと「なんか、自分で自分の似顔絵を描くのって恥ずかしいね」と照れていた。その下には「6人でも9人分の力でがんばりますっ!」と意気込みを書き込んでくれた。かわいい笑顔のなかに、大きな決意が見え隠れしていた。
 握手会後には、来島海峡大橋の見える展望所近くでツーショット会があった。いつもは松山キティホールでの撮影ばかりだけど、こういう景色のいいところなんだから、撮らなきゃ損だ。和佳音に「どういうポーズにしようか?」と聞かれたので、しまのわ!のポーズをリクエストした。開催中の「瀬戸内しまのわ2014」のポスターで、2人の両腕で輪をつくるポーズだ。待機中の和佳音たちは、来島海峡大橋の石碑に両腕を添えて、こちらを見ていた。こういうリラックスした、ちょっぴり気を抜いた表情は、ライブ中の表情とは違って、またいい。笑顔のまーちゃんとは正反対の和佳音をファインダー越しに見て、かわいいって思った。