プレイバック・和佳音 13 | フーテンの横チン

プレイバック・和佳音 13


2014・9・22~愛媛・松山市~
 最近のアイドルといえば、AKB48しか知らなかったのに、いつの間にか、地元アイドルへの興味が膨らみ始めていた。14日のAiCuneの定期公演で初めてキティホールに入り、写真を撮った。愛媛に戻ってきたからは風景や動物しか撮影していなかったけど、アイドルのライブに行って、シャッターを切ることが楽しいと分かった。もちろん、そう思わせてくれたのは和佳音だった。公演中、ファインダー越しに映る彼女の笑顔にクギづけになった。あのやさしい笑顔。魔法のような笑顔。おそらく、いままで出会ったことのない表情が、しばらく頭から離れなかった。
 AiCuneのミニアルバム「水色グラフィティ」が毎朝の目覚まし代わり。目が覚めてからも、しばらくはふとんの中で聴いていた。3曲目の「ひだまり100%」。やっぱり、いい曲だな。この曲を聴き終えてから、ふとんから出るのが習慣になった。でも、困ったことに、仕事中も頭の中で「ひだまり100%」がリピートされてしまう…。だから、和佳音のブログにお悩み相談のコメントをしてみたら、次の日のブログで回答が返ってきた。「それは!!!聴きまくって聴き飽きてしまえばいいんですよっ」。飽きちゃったらアカンやん。思わず、パソコンの前で笑ってしまったけど、うれしかった。
 日曜日のライブにも行きたかったが、週明けまでに仕上げないといけない仕事があり、あきらめざるを得なかった。でも、月曜日の夕方にライブが組まれていた。平日なのにと思ったが、翌23日が秋分の日ということもあるのだろう。その定期公演のタイトルが「放課後お月見ライブ!(※月はみえません)」。そりゃ、そうだ。屋内でライブするんだから。でも、クスっと笑わせてくれる。聞くところによると、メンバーが浴衣を着て登場するという。月は見えないけど、和佳音の浴衣姿を見られる。めちゃくちゃ楽しみで、仕事中も気持ちが高ぶっていた。
 業務が終了すると、一目散に松山キティホールへ向かった。こういう夕方のライブも仕事帰りに行ける。松山に住んでいてよかった。会場に入ると、前方へ。座席はもちろん、右側の中央。和佳音の立ち位置の真正面に座った。もしかして、浴衣姿で踊って歌うんだろうか?まさかね、踊りにくいよな。待っている間、そんな勝手な想像をしていた。そして、ライブが始まった。暗闇の中、ステージに現れたメンバーは、いつもの白Tシャツとパニエだった。そりゃ、そうだよね。じゃあ、サイン握手会の時に着るのかな。
 「ひだまり100%」でスタートした。和佳音は髪を左肩に流して、ひとつに結んでいた。学校帰りで疲れているはずなのに、メンバーはみんな笑顔だった。やっぱり、ステージに立つことが楽しいんだろうね。和佳音は以前と同じように、とびっきりの笑顔だった。ずっと、この笑顔が見たかった。4曲目の「恋愛カリキュラム」。サビの最後の「二人だけ恋のカリキュラム 君の隣で」で、和佳音は右人さし指を自分のレンズに向けてくれた。上司に指を差されるのはイヤだけど、アイドルに指を差されるのはうれしい。やっぱり、ライブは楽しいね。