やっぱり「ひだまり100%」が好きだ!
2015・2・22~愛媛・松山市~
ステージに現れたメンバーが背中を向けて立った瞬間、目がウルウルしてきた。いつも以上に、感情が高まる。エレキギターの音色に合わせて、大きく右腕を挙げて下ろす。そして、みんなが顔を見せる。涙が出そうだった。「ひだまり100%」から始まった定期公演。和佳音はいつも以上に楽しそうな笑顔を見せてダンスしていた。その表情を見て、なんとか滴がこぼれ落ちるのをこらえた。危なかった…。
特別な思い入れのある曲だ。2014年8月2日、愛媛日産・松山インター店でのミニライブ。初めてAiCuneの歌とダンスを目にした。1曲目が「ひだまり100%」。自分の高校時代の甘酸っぱい思い出と重なって、涙が出そうになったのを、いまでも鮮明に覚えている。この歌を最初に聴かなかったら、AiCuneファンにはならなかったと断言できる。大好きな曲の、大好きなサビの、大好きな振りつけ。「好きだって言えない♪」のところで、和佳音はいつも以上に笑顔がはじけていた。このカットを撮るために定期公演に通っていると言ってもいい。
どちらかといえば幼い顔の印象が強い和佳音だけど、時々見せる大人びた表情にドキッとさせられることがある。たとえば、1番の最後の「君は知らない ひだまり Kiss! Making Making I Love You」の、右腕をゆっくりと下げていく場面。レンズを見つめる和佳音を撮りながら、色気を感じてしまうことがある。なぜか分からないけど、この場面で視線をくれることが多い。意識して見てくれているのかな?
最近はシャッターを押す回数がやたらに増えてきたんだけど「ひだまり100%」では特別に撮影コマ数が多い。間奏部分のダンスも大好きだ。両腕を交互に上げ下げするところも絵になる。ひと息つくヒマもないほど、写真を撮りまくっている。
後ろを振り向いて、あっちゃんに手を振る場面もお気に入りだ。和佳音がめっちゃ笑っているし、あっちゃんもとてもうれしそう。なんだろう、最近はいつも以上に顔がクシャクシャしている。残り少ない、メンバーとの時間を思い切り楽しもうという思いがあるんだろね。そう考えると、楽しい場面なのに、目が潤んでしまう。
でも、そんな感情が吹っ飛ぶシーンもあった。ひとみん、りっちゃんと3人でのダンスのシーン。和佳音が後方にあった照明を蹴り飛ばしてしまった。あ~、やっちゃった…。そう思っていたら、彼女は大笑いしている。真剣な表情で踊る曲なのに、以降の和佳音はツボにハマってしまったかのように、ずっと笑っていた。
終了後、再び登場したきらちゃんたちに「和佳音、どうしたの?」と聞かれ「蹴っちゃったの」と笑いながら、照明を元に戻していた。こんなハプニングも、楽しいものなら、いくらあってもいい。しばらく、和佳音は恥ずかしさを隠すように笑っていた。
MCでは、キラキラネームを当てるクイズがあった。「道=るうと」。途中で分かったけど、手を挙げるのが遅かった。「泡姫」の時は良からぬ想像をしてしまったが「アリエル」と読むらしい。びっくりしたな。「今鹿」の時、すぐに分かったので手を挙げた。「なうしか」。正解!正解者は握手会の時に、メンバーから100%のスマイルをもらえるという。やったね!和佳音にもらうしかないっしょ!ほかには「七音=ドレミ」「三二一=ミニー」「美俺=びおれ」など。正直、つけられた子どもがかわいそうだなって思った。そういう意味では「きらり」って名前はかわいいよね。
アンコールでは、サプライズの新曲発表!曲名は決まっていないらしいけど、いい意味で軽くて、とても春っぽい、いい曲だった。みんなでダンス練習をしていたって聞いていたけど、この曲だったのね。みんなで振りつけを考えたとも聞いた。手をつなぐシーンも多くて、なんかウルッときてしまった。和佳音の卒業前に、どうしてもお披露目をしたかったんだろうね。そんな思いがみんなから伝わってきた。和佳音のうれしそうで、楽しそうな表情がとてもよかった。
ライブ後の握手会。急いで列に並んだ。予想通り、和佳音の列は長蛇。だから、1回30秒の制限がついたけど、何回かは回れそうだった。1回目。「ヤッホー、よこやまーる!」。和佳音がつけたニックネームだ。初めて声に出して、呼んでくれたね。和佳音、なうしか。そう言うと「そうだった!」って笑って、顔をギュッとしてくれた。これが和佳音的100%スマイルらしい。めっちゃかわいい。
あのね、写真にサインをしてほしいんだ。プリントしてきた写真を出すと「わあ、めっちゃいい写真じゃん!」って笑ってくれた。「AiCuneの旗も入っているし、和佳音もちゃんと見ているし。いつの写真?」。まーちゃんの生誕祭の時のだよ。そう言うと、うれしそうにジッと見ていた。ちなみに、褒めてくれたのは真ん中の写真。個人的にもベストショットのひとつだ。だから、推しの子に褒められて、めっちゃうれしかった。
これまで、聞こうと思って、ずっと後回しにしていたことを聞いてみた。あのさ、撮った写真を見返していたんだけど、和佳音ってオレのカメラをけっこう探してくれているよね?「そうだよ。いつも探しているよ」。やっぱり、そうなんや。「横チンがどこにいるかなって探しているんだよ。ちゃんと見ているよ」。うれしかった。だって、和佳音を撮りにきているんだからね~。和佳音専属カメラマンでよかったよ。
2回目。2枚目の写真を出した。上の右の写真だ。これ、いつ撮った写真か分かる?「愛媛日産のでしょ?これもいいね」。どのシーンか分かるよね?「好きだって言えな~い♪、のところでしょ?」。そう。この時、初めてAiCuneのミニライブに行ったんだけど、和佳音はずっとオレのカメラを見てくれていたんだよ。あの時はうれしかったなあ。覚えている?「そうだっけ?」。ケラケラ笑った。まあ、遠い昔だから、しかたないか(笑)。
3回目。顔を見るなり、和佳音は「ああ、おなか空いたよ~」ってボヤいた。笑ってしまった。お昼は食べていないの?「食べたけど、おなか空いた~」。まあ、もう夕方だからねえ。思い入れのある写真を出すと「あっ、これって前にくれた写真だよね?」。ちゃんと覚えてくれていた。2014年9月14日。初めて定期公演に来た時に撮ったカットだ。この時も「ひだまり100%」からスタート。大好きな振りつけのところで、和佳音は視線をくれた。この日、プリントしてきた写真は全部、同じシーン。もちろん、ほかにもお気に入りのカットはあるんだけど、どれを選ぶかとなると、どうしてもこのシーンになっちゃうんだよね。
あっ、ニコ生も観たよ。初めて観たけど、おもしろいね。「そうそう、ダンスは緊張した~」。コメントでさ「和佳音、手を振って!」って書いたら、すぐに手を振ってくれたんだよ。うれしかったなあ。「ブログのコメントにも書いてくれていたよね。ありがと」。ほかにも、みんなでウエーブとかもしてくれたでしょ?「うんうん、観てくれてうれしい」。いえいえ、こちらこそ、ありがとうね。「じゃあ、おやすみ」。そう言うと「あっ、ごめん。またねっ」と慌てて言い直した。ハハハ、別に間違っていないよ~。
前回は1度しか話せなかったので、まさか3回も話せるとは思っていなかった。写真は3枚しかプリントしていなかったので、4回目はいつものスケッチブックにサインしてもらった。新曲、春っぽい歌でいいね。「ホント?ありがとう。和佳音も気に入っているんだよ」。卒業前にみんなといっしょに歌えてよかったね。この曲が発売された時に、和佳音の声って入るの?「う~ん、分からないの…」。そうなんや…。
今度で最後だね。「うん、楽しみだけど、今度で終わりかと思うと、来ないでほしいって気持ちもあるよね…」。さみしいね…。「せっかく仲よくなったのに、もっと話したかったよ…。えっ、土曜日は来られるんでしょ?来られないの??」。なんか、不安そうに聞いてきた。来るよ。だって、和佳音推しだよ。「だよね。よかった…」。わざわざ聞くことじゃないよ。そんなことを思いつつ、そう聞かれたことがうれしかった。
ツーショット会では、2月22日で「ニャンニャンニャンの日」ということで、ネコのポーズで撮ってもらった。ああ、こうやって和佳音といっしょに写真を撮れるのも、28日で最後なんだな…。そう思うと、つらくなってきた。「じゃあ、またね!」。そう言うと、和佳音がハイタッチしてきた。その笑顔がとびっきりだったから、余計にね…。和佳音が歌う「ひだまり100%」も最後か…。でも、悲観的になっていても、しょうがない。全力で応援して、全力で和佳音コールして、そして全力で写真を撮らなきゃね。自分にしかできないことを、120%の力でやらなきゃ。そう思った。