俳句甲子園のプレート | フーテンの横チン

俳句甲子園のプレート


2015・1・31~愛媛・松山市~
 大街道を歩くたびに、立ち止まって読んでみるものがある。アーケードを支える柱には、俳句甲子園の優勝者のプレートが張りつけられているのだ。松山市は正岡子規や高浜虚子ら多くの俳人が活躍したまち。俳句甲子園は1998年から毎年8月、地方大会を勝ち進んだ高校の代表校36チームが自分たちの腕を競い合う。すでに17回を数え、全国的にも有名な大会。固定観念のない、自由な発想の句が多く生み出されている。
 けっこう読んでいるけど、そういえば第1回優勝者の俳句を読んだことがないなあ。柱をあちこち探していると、あった、あった。「秋立ちて 加藤登紀子が 愛歌う」。加藤登紀子といえば、日本を代表するシンガー・ソングライター。「百万本のバラ」など、愛の歌をたくさん歌っていることでで知られる。よく分からないけど、少し肌寒くなり、恋しくなる秋に、彼女の歌を聴きたくなるってことを表現したのかな?なんだか、一句詠んでみたくなった。