真夏のサルスベリ | フーテンの横チン

真夏のサルスベリ


2014・8・27~愛媛・松山市~
 気がつくと、通勤途中の街路樹がきれいなピンク色の花を開かせていた。サルスベリだ。ほんの少しだけ暑さが和らいだけど、まだまだ夏。こんな季節にはまぶしいほどの鮮やかさだ。あんまりじっくり見たことがなかったので、しばし観察。一説によると、木登りが得意なサルも脚を滑らせてしまうことから、この名前がつけられたという。なるほどねえ。本当に、幹がスベスベだ。
 この木を見る余裕がなかったのは、ちゃんと訳がある。この木の向こうにある橋までは、長い坂道が続くのだ。これがきついのなんのって…。特に、疲れている時は立ちこぎしても、なかなか前に進まないし、太ももの裏がパンパンになってしまう。そんなオッサンのそばを、元気な女子高生が走り抜けていく。くっそー、負けてられへん!オッサン、負けへんで!!朝っぱらから意地を張っている不惑の男だったのだった。