日本最古の坊っちゃん列車
2014・6・21~愛媛・松山市~
歴史を感じさせてくれる列車だ。伊予鉄・松山市駅から歩いて5分もかからない場所にある子規堂。正岡子規が17歳まで過ごした邸宅を模した建物の隣に、坊っちゃん列車が展示されていた。いまから約130年前の1887年(明治21)に、松山―三津間を実際に走っていたという列車。日本で初めて走った軽便鉄道という。つまり日本最古の坊っちゃん列車。毎日のように、街中で走る坊っちゃん列車を見ているが、やっぱり風格が違う。月日が流れた分だけ、味わいは深くなっているようだ。
列車の前に、なにやら銅像が建っていた。説明するまでもなく、日本を代表する小説「坊っちゃん」の作者・夏目漱石だ。英語教師として松山中学校(現松山東高)に赴任した際、初めて見る坊っちゃん列車を見て「マッチ箱のような汽車だ」と話したことは有名だ。本当だね。四角くいし、中からマッチが出てきそう。それにしても、漱石の銅像、生首を置いているみたいで、ちと怖い…。夜見たら、びっくりしておしっこをチビリそう…。