風早の夕陽
2014・3・5~愛媛・松山市~
たそがれ時、北条の空と海はオレンジ色に染まっていた。道の駅「風早の郷 風早里(ふわり)」の目の前にある「風早の長浜海岸」。運が良ければ、だるま夕陽を見られることでも知られる夕陽スポットだ。雨上がりだったが、大きなカンバスの上に大胆に描かれるように、さまざまな形の雲が夕空に広がっていた。遠くには忽那(くつな)諸島もはっきりと見える。まさに絵画のようだ。
静かな時間の流れを体中で感じながら眺めていると、カモメだろうか、それともワシだろうか、鳥たちが夕空の中をグルグルと飛びまわり始めた。また、ちょっぴり分かりにくいが、無数の群れが夕陽を横切るように通り抜けていった。2日前に見た、しまなみの夕陽には感動したばかりだが、風早の夕陽も負けず劣らず、アーティスティックだった。行ってみたい愛媛の夕陽スポットは、まだまだある。ポテンシャルの高さに驚くしかない。
