しまなみの夕陽 | フーテンの横チン

しまなみの夕陽


2014・3・3~愛媛・今治市~
 想像以上の絶景だった。大三島からの帰りの途中、同僚が「そうだ、亀老山からの夕陽を撮りに行きません?」と聞いてきた。毎週、某テレビ局の朝のニュースの最後に映る映像が頭に浮かんだ。いつかは見てみたいと思っていたので「いいよ!」と意気投合。細い山道を登り、亀老山展望台にたどり着いた。
 いつも見ている青空ではなく、夕空だ。西日が来島海峡大橋を照らし、とてもまぶしい。やっぱり、造船の町らしく、多くのタンカーが橋の下を通過していく。陽光を浴びて、瀬戸内海が黄金色に輝く。映像や写真では伝わらない何かが、心に届く。自分の目で見てこそ、目の前に映るものの奥底を知ることができるのだと、あらためて思った。
 もうすぐ、夕陽が山裾、いや水平線に沈もうとする午後6時前、女の子2人組がやってきた。岡山の大学に通う仲良しだそうだ。「モデルになってもらえませんか?」というリクエストに「いいですよ」と快く引き受けてくれた。モデルがいいと、絵になる!スカッと晴れた青空を真っ赤に染めた夕陽に感謝。しまなみのすばらしさを感じたひと時だった。