魅惑の九州ぶらり旅~⑧弓張岳展望台から望む佐世保の夜景~ | フーテンの横チン

魅惑の九州ぶらり旅~⑧弓張岳展望台から望む佐世保の夜景~

2014・2・9~長崎・佐世保市~
 JR佐世保駅に戻って、観光案内所に入ってみると、目をひくような夜景のポスターが張られていた。見ているだけで、実際に見てみたくなった。この景色、どこから見られますか?カウンターのきれいなおねえさんに聞いた。「弓張岳展望台からですよ」。バスは走っています?「ありますけど、5時半過ぎのが最終便で、着いたらすぐに折り返しますよ」。そうかあ、ここから歩けますか?「歩けますけど、片道1時間じゃ済まないですし、覚悟が必要ですよ」。
 坂道は歩きたくねえ…。どうしようかなあ。しばらく考えていると「近くのホテルまでの無料バスがありますよ」。そうなの?「ホテルの中で、買いものをしてくださいね」。はい、分かりました!ということで、ホテルを往復する無料バスに乗って、弓張岳のホテルへ向かった。マジでバスに乗ってよかった。すごい急こう配の坂道を約20分かけて登っていった。歩いていたらと想像するだけで、ゾッとする…。到着後、ホテルから5分足らずのところにある展望台へ。目の前には、まぶしいほどの絶景が広がっていた。

 夜景100選のひとつだそうだ。つい1時間前までいた佐世保港が遠くに見える。やっぱりきれいだな。海上自衛隊倉島岸壁もはっきりと分かる。西九州自動車道を走る自動車が1本の光線をつくっていた。日本三大夜景のひとつである長崎市の夜景とまではいかないが、これはこれでいい。

 米海軍基地だ。地上からは絶対にのぞけないが、展望台からだと全ぼうが明らかになる。大きな艦艇もある。実は夕方から小雨が降り出し、風も強くなった。なかなかの天候だったので、夜景を見られるかなと心配していたのだが、途中から雨もやんだ。

 再び、JR佐世保へと戻った。山頂からの佐世保港はきれいだったが、間近で見たらどうだろう。そう思って行ってみた。漏れる灯りが海面に反射していた。

 岸壁のライトも灯り、させぼ五番街からの光も美しい。佐世保の夜景を楽しんだ。歩きまくったので、体がクタクタ。シャワーを浴びた後、すぐに寝床に入った。同じ市内でも、別の場所では光のショーを開催中。今回の長崎ぶらり旅、最大の目的地だ。頭の中で想像しつつ、目を閉じた。