魅惑の九州ぶらり旅~①初っ端からトラブル発進~
2014・2・8~福岡・北九州市~
眠気が吹っ飛ぶ寒さだった。前夜に愛媛・松山観光港を出発したフェリーは午前5時過ぎ、小倉港に到着した。約30分前に起床し、寝ぼけまなこで窓の外を見てみると、白いものが横殴り状態で降っていた。えっ?何??雪???なんで????いきなり、テンションが下がった。せっかくの旅なのに…。寒いのが大っ嫌いな39歳のオッサンはただ、ため息をつくしかなかった。
がっくり肩を落としたまま、タラップを降りた。まだ暗闇の中。空を見上げると、みぞれ交じりの雪。小さな子どもだったら、はしゃいでいるんだろうけど…。浜風も身に染みる。まあ、じきに天候も回復するっしょ。心の中で言い聞かせながら、雪の中をJR小倉駅方面へと歩いた。
雪宿り代わりにに構内で荷物を置いて、ちょっぴり休憩。ふと上を見上げた。ああ、なんかデッカイ置物があるなあ…。その数秒後。え??よく見ると、モノレールだった。第一印象は「危ねえ…、怖え…」。いくら柵があるとはいえ、大地震とか起きたりして揺れたら、下に落っこちそう…。もちろん、安全性は十分に確認して運行しているんだろうけど、この光景を見たら、乗るのが怖くなってきた…。
午前7時30分発の長崎行きまで時間があったので、マクドナルドでコーヒーを飲んで時間をつぶした。出発15分前に腰を上げ、バス停へ向かった。そして、10分前。バス停で足踏みをしながら寒さをしのいでいると、後方からバス会社のお姉さんが…。「お待ちのお客様~、7時半の長崎行きは高速道路の通行止めのため、運行を見合わせていま~す」。えーーーーっっっっ?????
時刻表を見てみると、いつの間にやら張り紙が…。午前7時前に確認に来た時にはなかったのに。もう、早く言ってよ…。心の中でつぶやいていると、母親らしき女性といっしょにいた20代中盤の娘さんらしき女性が猛烈に抗議していた。
「あのっ!次のバス、予約しているんです!!絶対に乗らないといけないんですよ!!どうしてくれるんですか!!!!」あ~あ…。せっかくの美貌が台無しだ。あれじゃ、駅や空港で周りを気にせずに怒鳴っているオッサンやオバチャンといっしょだ。後方で、お母さんらしき人が申し訳なさそうにしている。自然が原因なんだから、バス会社の人に文句を言っても意味ないのに。ああはなりたくない。そう思った。
しかたない。バスはあきらめて、とりあえず列車で博多まで行くか。JR小倉の改札を通って、ホームに下りると…。
うわあ、線路が雪化粧だ。遠くの山も真っ白。東北や北海道に間違って来たのかと思うほどだった。まあ、全国的に雪模様だからなあ。列車に乗り込み、窓越しに遠くを眺めた。山間部は、やっぱり雪景色。でも、トンネルを抜けると、雪はまったく降っていなかった。あいかわらず、曇り空だったが…。
博多駅に着いて、バスターミナルで高速バスに乗り換え。もちろん、予定になかったので、チケットは買っていない。急いで切符売り場に行くと「あと5分で、長崎行きが出発しま~す。お乗りの方はいらっしゃいますか?」のアナウンス。はい、はい、はいっ、乗りま~す!切符は買っていないんですけど、中で買えますか?「満席なんですが…」。えーーーーっっっっ!!!!次の便は??「たぶん、夕方まで空いていません」。……………………。
その場で困っていると「補助席でもいいですか?」。神の声だ!!!はい、大丈夫です!!!!結果的に、次の停留所の天神でキャンセルがあり、ラッキーにも普通席に座れた。ホッとひと息ついて備え付けの派手なデザインの赤い冊子を読んで「ああ、やっぱり、この祭りがあるからなんだな」と妙に納得してしまったのだった。
眠気が吹っ飛ぶ寒さだった。前夜に愛媛・松山観光港を出発したフェリーは午前5時過ぎ、小倉港に到着した。約30分前に起床し、寝ぼけまなこで窓の外を見てみると、白いものが横殴り状態で降っていた。えっ?何??雪???なんで????いきなり、テンションが下がった。せっかくの旅なのに…。寒いのが大っ嫌いな39歳のオッサンはただ、ため息をつくしかなかった。
がっくり肩を落としたまま、タラップを降りた。まだ暗闇の中。空を見上げると、みぞれ交じりの雪。小さな子どもだったら、はしゃいでいるんだろうけど…。浜風も身に染みる。まあ、じきに天候も回復するっしょ。心の中で言い聞かせながら、雪の中をJR小倉駅方面へと歩いた。
雪宿り代わりにに構内で荷物を置いて、ちょっぴり休憩。ふと上を見上げた。ああ、なんかデッカイ置物があるなあ…。その数秒後。え??よく見ると、モノレールだった。第一印象は「危ねえ…、怖え…」。いくら柵があるとはいえ、大地震とか起きたりして揺れたら、下に落っこちそう…。もちろん、安全性は十分に確認して運行しているんだろうけど、この光景を見たら、乗るのが怖くなってきた…。
午前7時30分発の長崎行きまで時間があったので、マクドナルドでコーヒーを飲んで時間をつぶした。出発15分前に腰を上げ、バス停へ向かった。そして、10分前。バス停で足踏みをしながら寒さをしのいでいると、後方からバス会社のお姉さんが…。「お待ちのお客様~、7時半の長崎行きは高速道路の通行止めのため、運行を見合わせていま~す」。えーーーーっっっっ?????
時刻表を見てみると、いつの間にやら張り紙が…。午前7時前に確認に来た時にはなかったのに。もう、早く言ってよ…。心の中でつぶやいていると、母親らしき女性といっしょにいた20代中盤の娘さんらしき女性が猛烈に抗議していた。
「あのっ!次のバス、予約しているんです!!絶対に乗らないといけないんですよ!!どうしてくれるんですか!!!!」あ~あ…。せっかくの美貌が台無しだ。あれじゃ、駅や空港で周りを気にせずに怒鳴っているオッサンやオバチャンといっしょだ。後方で、お母さんらしき人が申し訳なさそうにしている。自然が原因なんだから、バス会社の人に文句を言っても意味ないのに。ああはなりたくない。そう思った。
しかたない。バスはあきらめて、とりあえず列車で博多まで行くか。JR小倉の改札を通って、ホームに下りると…。
うわあ、線路が雪化粧だ。遠くの山も真っ白。東北や北海道に間違って来たのかと思うほどだった。まあ、全国的に雪模様だからなあ。列車に乗り込み、窓越しに遠くを眺めた。山間部は、やっぱり雪景色。でも、トンネルを抜けると、雪はまったく降っていなかった。あいかわらず、曇り空だったが…。
博多駅に着いて、バスターミナルで高速バスに乗り換え。もちろん、予定になかったので、チケットは買っていない。急いで切符売り場に行くと「あと5分で、長崎行きが出発しま~す。お乗りの方はいらっしゃいますか?」のアナウンス。はい、はい、はいっ、乗りま~す!切符は買っていないんですけど、中で買えますか?「満席なんですが…」。えーーーーっっっっ!!!!次の便は??「たぶん、夕方まで空いていません」。……………………。
その場で困っていると「補助席でもいいですか?」。神の声だ!!!はい、大丈夫です!!!!結果的に、次の停留所の天神でキャンセルがあり、ラッキーにも普通席に座れた。ホッとひと息ついて備え付けの派手なデザインの赤い冊子を読んで「ああ、やっぱり、この祭りがあるからなんだな」と妙に納得してしまったのだった。



