女子トイレが怖い… | フーテンの横チン

女子トイレが怖い…


 最近、公衆トイレの前に行くたびに、ビクッとしてしまう。ほかの人から見れば「なぜ?」っていうくらい、くだらないことなんだけどね。8日前に起きた、ある「事件」が、ある意味でトラウマになっている。上の写真を撮っている時でさえ、手がガタガタ?震えていた。

 1月27日、恋人の聖地であり、きれいな夕陽を見られることで有名な伊予市・ふたみシーサイド公園。急に、おなかが痛くなって、トイレに駆け込んだ。ひと通り済ませた後、スマホをいじっていた。
 「終わったよ~」。たぶん、隣の「部屋」から、男の子の声が聞こえた。「お~い、どこにいるの~?」。パパを探しているのかな?便器に座りながら、そんなことを想像していた。
 「もう、●●ちゃん、外で待ってて~」
 ???????????一瞬、空耳かと思った。だって、どう聞いても、女性の声だったのだ。ママ?お姉ちゃん??はたまた、おばあちゃん???まさかね、そんなことないだろう。確かに、男子トイレのほうに曲がったはずだ。間違いない!間違いない。間違いない…。間違いないよね…。……。ウソだろ?ウソ…。もしかして…。……。
 必死で思い返した。確かに、トイレに入った時に、男子の小便用の便器があったはずだ。でも、小さかったかも…。よくよく考えると、いわゆる個室が多かった気がする。少なくとも3つはあったかもしれない…。そんなことを考えていたら、たぶん別の2人連れの女性がおしゃべりしながら入ってきた。まずい、どうやって出よう…。用を済ませ、いつでも「脱出準備OK」の態勢で、トイレの壁に耳をあてて、タイミングを見計らった。
 トイレを流す音が聞こえ、蛇口の水を止める音が消え、出ていくのが分かった。静けさが甦った。OKかな?大丈夫だ。GO!そうつぶやきながら、トイレのカギを開けた。よかった、誰もいない。ダッシュで手を洗い、そ~っと出入り口を通過した。
 しか~し、だ…。おばちゃんと目が合った。違う、違うよ!違います!!そんなことを心の中で訴えながら、顔は努めて平静を装って、黙って早足で歩いて出た。しばらく歩いて、振り返った。そこに会ったのは…、女子トイレのマーク…。……。無言で、その場を立ち去った。

 中学校時代、新しく建った校舎をうろついている時、間違って女子トイレに入ったことがある。すぐ、女子3人が出てきて、白い目でにらまれたのを、いまでも鮮明に覚えている。以来、男子禁制の「神聖な場所」に一歩も入ったことがなかったのだが、まさか40歳手前にして、思いっきり入ってしまうとは…。思い出すたびに、顔が真っ赤になる…。まあ、色黒だから、誰にも気づかれないんだけどね…。