夕暮れの霊峰 | フーテンの横チン

夕暮れの霊峰


2014・1・25~愛媛・松山市~
 真っ昼間から石鎚山を見るのは久しぶりだった。洗濯物を干している時、ふと雪山が目に入った。ああ、きれいだなあ。柄にもなく、ちょっぴり感傷的になった。寒いところがダメダメなのだが、眺めたり、写真を撮ったりするのは大好きだ。いつかは夏山に登りたいなとずっと思っているけど、なかなか行動に移せない。日ごろの運動不足を考えるから、心と体が一致した行動をしないのだ…。
 以前、勤めていた会社の先輩が元登山部で、休日になると、いろんな山に登りに行っていた。「登山って、何が楽しいんですか?」。酒の席で聞いたことがある。「そんなん当たり前や。そこに山があるからや」。イギリスの登山家、ジョージ・マロリーの有名な言葉だと教えてくれた。
 まあ、そうだよな。なぜ、スキューバ・ダイビングをするの?と聞かれたら「そこに海があるから」と言うだろうな。海のことは潜らないと分からない。山だって、登らないと理解できないことばかりなんだろうな。富士山が世界自然遺産となったが、愛媛県人としては、まずは霊峰・石鎚山に登らないとね。