横チ~ン散歩~松山港内宮線編~
2013・12・22~愛媛・松山市~
ずっとほったらかししていた運転免許証の住所変更をするため、勝岡町の運転免許センターへ。どうしても書き換えしないといけない事情があったからなのだが、3連休のド真ん中…。まあ、平日には所轄の警察署に行けないのでしかたない。さっさと午前中に済ませて、さあこれから何しようか。そうだ、海岸線を歩いてみよう。梅津寺公園までの5・3キロをカメラを手に、てくてく散歩してみた。
運転免許センターを出た途端、みかん畑が視界いっぱいに広がっていた。一般的によく見る木とは違って、なんだか背丈が低い。宮内いよかんを手入れをしていたお母さんいわく「そうやねえ、木が若いけんね」。それでも、つけた実はオレンジ色に熟れていた。きっと甘いんだろうな。食べた~い!!
海岸線に入ると、さっそく釣り人発見!!なんと、竿を4本かまえて、獲物を待っていた。お父さん、何が釣れるんですか?「カレイを待っとるんよ」。聞くところによると、この辺りでは、カレイは1日粘って2枚釣れたら、いいほうだそう。でも、時には鯛が釣れるそうで「たまに当たりはあるから、やめられへんわ」。休日には、松山だけでなく、高知に行ったり、徳島まで足を伸ばしたりしているそう。分かります、その気持ち。ダイバーも、いろんな海に潜りたいからね。
松山観光港や三津浜港が近くにあるため、遠くを見渡せば、フェリーが頻繁に通る。ちょうど港に入るフェリーと少し遅めの紅葉が絡んだ。今年は全然、紅葉を撮影に行かなかったので、2013年初めての1枚。海もフレームの中に入るなんて、ちょっぴりぜいたくだな。
学生さんだろうか。集団で小さいフグとかを釣っていた。でも、今度の引きは強そう。まさか、フェリーが食いついた?まさかね。
少し歩くと、白石ノ鼻が見えてきた。白石龍神社の沖合には、花崗岩の巨石群。どうやったら、こんなふうに積み重ねられるんだろうか?本当、自然の力って不思議だ。古来より霊験あらたかとされ、地域の人から崇敬されていたそうですよ。
そして、山沿いには守り地蔵が見守っていた。真っすぐな道が多いため、けっこうなスピードで走る車が多かった。不幸な事故が起きないように、車やバイクを優しい目で見つめていた。
朝晩は寒くても、昼間は潮風が心地よい。そう感じるのはサイクリストも同様だろうな。さっそうと海岸線をかっ飛ばしていった。
高浜港に到着。たくさんの漁船が並び、そばにある生けすには鯛が泳いでいた。眺めていると、出港前の漁師さんが船といかだに足を置き、目いっぱい広げていた。うわあ、股が裂けそう。大丈夫ですかあ?
松山観光港の目の前には、なんだか懐かしい看板が張られたお店があった。残念ながら、この日はお休み。今度は平日に訪れてみたいな。
松山観光港の待合室には、愛南町の名産・ひおうぎ貝の貝殻でつくられたシーボーンアートが展示されていた。めっちゃきれい。ちびっこたちも、うれしそうに眺めていた。
高浜駅を通り過ぎたあたりに、種田山頭火の句が書かれた石碑があった。俳句には疎いので、もっと勉強しないとなと思ったしだいです…。
夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも出てくるターナー島が近くにあると、散歩していたおばちゃんが教えてくれた。なるほど、どこかで見たことのあるような島だ。それにしても、不思議な形をした島だなあ。正式名称は四十島というそうですよ。
梅津寺駅。同年代の人ならお分かりだろう。ドラマ「東京ラブストーリー」のロケ地で有名なホームがある。赤名リカが「カンチ バイバイ」と口紅で書いたハンカチを結びつけていたシーンは、いまでも頭に焼きついている。別れを告げるシーンなのに、なぜだか「この駅の切符を持っていれば、すてきな出会いに恵まれる」という都市伝説が生まれたという。白いハンカチではないが、まねしてみた。男ですが、なにか??
かつて遊園地だった場所は現在、サッカーJ2・愛媛FCの練習場になっている。この日は環太平洋短大のサッカー部が練習していた。たぶん、あの辺にメリーゴーラウンドがあったな。ジェットコースターが怖かった…。シャッターを切りながら、そんなことを思い出していた。
この日は一年で最も昼が短い冬至。夕陽を見ようと待っていた。あいにく、大きな雲が覆っていたが、水平線状を見ていると、遠くの島が蜃気楼状態になっていた。
やっぱり、沈む瞬間も雲がかかって全部は見えない。でも、輝くオレンジ色はまぶしくて、全部見えたら、もっとすごいんだろうな。運がよかったら、だるま夕陽も見られるらしい。どんどん欲求を高めてくれる場所だってことが分かっただけで収穫だ。
約5時間かけての小旅行。今回は冬だったが、春、夏、秋と歩けば、また違った顔を見せてくれるんだろう。車に乗っていたら気づかないものも多く見つけた。次回もゆっくり、松山路をてくてくしよう。そう思った一日となった。
ずっとほったらかししていた運転免許証の住所変更をするため、勝岡町の運転免許センターへ。どうしても書き換えしないといけない事情があったからなのだが、3連休のド真ん中…。まあ、平日には所轄の警察署に行けないのでしかたない。さっさと午前中に済ませて、さあこれから何しようか。そうだ、海岸線を歩いてみよう。梅津寺公園までの5・3キロをカメラを手に、てくてく散歩してみた。
運転免許センターを出た途端、みかん畑が視界いっぱいに広がっていた。一般的によく見る木とは違って、なんだか背丈が低い。宮内いよかんを手入れをしていたお母さんいわく「そうやねえ、木が若いけんね」。それでも、つけた実はオレンジ色に熟れていた。きっと甘いんだろうな。食べた~い!!
海岸線に入ると、さっそく釣り人発見!!なんと、竿を4本かまえて、獲物を待っていた。お父さん、何が釣れるんですか?「カレイを待っとるんよ」。聞くところによると、この辺りでは、カレイは1日粘って2枚釣れたら、いいほうだそう。でも、時には鯛が釣れるそうで「たまに当たりはあるから、やめられへんわ」。休日には、松山だけでなく、高知に行ったり、徳島まで足を伸ばしたりしているそう。分かります、その気持ち。ダイバーも、いろんな海に潜りたいからね。
松山観光港や三津浜港が近くにあるため、遠くを見渡せば、フェリーが頻繁に通る。ちょうど港に入るフェリーと少し遅めの紅葉が絡んだ。今年は全然、紅葉を撮影に行かなかったので、2013年初めての1枚。海もフレームの中に入るなんて、ちょっぴりぜいたくだな。
学生さんだろうか。集団で小さいフグとかを釣っていた。でも、今度の引きは強そう。まさか、フェリーが食いついた?まさかね。
少し歩くと、白石ノ鼻が見えてきた。白石龍神社の沖合には、花崗岩の巨石群。どうやったら、こんなふうに積み重ねられるんだろうか?本当、自然の力って不思議だ。古来より霊験あらたかとされ、地域の人から崇敬されていたそうですよ。
そして、山沿いには守り地蔵が見守っていた。真っすぐな道が多いため、けっこうなスピードで走る車が多かった。不幸な事故が起きないように、車やバイクを優しい目で見つめていた。
朝晩は寒くても、昼間は潮風が心地よい。そう感じるのはサイクリストも同様だろうな。さっそうと海岸線をかっ飛ばしていった。
高浜港に到着。たくさんの漁船が並び、そばにある生けすには鯛が泳いでいた。眺めていると、出港前の漁師さんが船といかだに足を置き、目いっぱい広げていた。うわあ、股が裂けそう。大丈夫ですかあ?
松山観光港の目の前には、なんだか懐かしい看板が張られたお店があった。残念ながら、この日はお休み。今度は平日に訪れてみたいな。
松山観光港の待合室には、愛南町の名産・ひおうぎ貝の貝殻でつくられたシーボーンアートが展示されていた。めっちゃきれい。ちびっこたちも、うれしそうに眺めていた。
高浜駅を通り過ぎたあたりに、種田山頭火の句が書かれた石碑があった。俳句には疎いので、もっと勉強しないとなと思ったしだいです…。
夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも出てくるターナー島が近くにあると、散歩していたおばちゃんが教えてくれた。なるほど、どこかで見たことのあるような島だ。それにしても、不思議な形をした島だなあ。正式名称は四十島というそうですよ。
梅津寺駅。同年代の人ならお分かりだろう。ドラマ「東京ラブストーリー」のロケ地で有名なホームがある。赤名リカが「カンチ バイバイ」と口紅で書いたハンカチを結びつけていたシーンは、いまでも頭に焼きついている。別れを告げるシーンなのに、なぜだか「この駅の切符を持っていれば、すてきな出会いに恵まれる」という都市伝説が生まれたという。白いハンカチではないが、まねしてみた。男ですが、なにか??
かつて遊園地だった場所は現在、サッカーJ2・愛媛FCの練習場になっている。この日は環太平洋短大のサッカー部が練習していた。たぶん、あの辺にメリーゴーラウンドがあったな。ジェットコースターが怖かった…。シャッターを切りながら、そんなことを思い出していた。
この日は一年で最も昼が短い冬至。夕陽を見ようと待っていた。あいにく、大きな雲が覆っていたが、水平線状を見ていると、遠くの島が蜃気楼状態になっていた。
やっぱり、沈む瞬間も雲がかかって全部は見えない。でも、輝くオレンジ色はまぶしくて、全部見えたら、もっとすごいんだろうな。運がよかったら、だるま夕陽も見られるらしい。どんどん欲求を高めてくれる場所だってことが分かっただけで収穫だ。
約5時間かけての小旅行。今回は冬だったが、春、夏、秋と歩けば、また違った顔を見せてくれるんだろう。車に乗っていたら気づかないものも多く見つけた。次回もゆっくり、松山路をてくてくしよう。そう思った一日となった。















