282年ぶりの神秘
2012・5・21~大阪・豊中市~
空に黄金の指輪が映し出された。関西では1730年の京都以来という金環日食を観たくて、数カ月前からソワソワ。どうせなら完全な金環を見たいと思い、中心線が通る場所を候補地に挙げたが、当日は天気が芳しくない。結局は動かず、大阪残留を決断。いつもは「ながら観」の天気予報を前日だけで何度、チェックしただろうか。早起きして空を見上げると、空を覆い尽くしていた雲は掃け、青空が見えた。おお、期待大!!午前5時過ぎから近所の公園でスタンバイ。午前6時17分から、日食がスタートした。時折、厚い雲が太陽を隠したものの、太陽と月のコラボは、さまざまな顔を見せてくれた。そして、ハイライトは7時28分、月が太陽の中にスッポリとはまった。日食が始まり、終わるまでの約2時間40分を十分に堪能。でも、不思議だったのは、冷静に2分強の「神秘の時」を過ごしたことだった。そういえば、ダイビングで初めてジンベエザメを観た時もそうだったなあ。熱しやすく、冷めやすいのかも…。