小さくても大きな命
2010・11・19~京都・京都市~
思わず「頑張れ~」と声援したくなった。洛北にある圓光寺にやってきた。永観堂や清水寺といった広大な敷地を誇る有名どころではなく、どちらかと言えばこぢんまりした寺。しかし、住職いわく「意外と知られていない穴場の中の穴場」。なるほど、ひとつの視野いっぱいに紅葉を収めることができ、軒先に座って紅葉を鑑賞することもできる。庭を歩いていると、3枚のカエデが風に揺られていた。この枝の他の葉はすでに落ちていたのだが、寄り添うようにして耐え忍んでいるようにも見えた。その中の1枚はまだ緑の部分が残っており、これから本番を迎えようとしている段階。冬の足音がだんだんと大きくなってきている古都で、力強い生命力を感じた。僕も頑張らなきゃ。