被写体を彩る裏方 | フーテンの横チン

被写体を彩る裏方


フーテンの横チン

 2010・9・6~タイ・タオ島~

 撮りたいと思う生きものと何を絡めるか。ファインダー越しに風景を眺めながら、いつも考えるテーマだ。「シャーク・アイランド」というポイントで異常発生しているゴルゴニアンシュリンプが棲むヤギの後ろには、カラフルなソフトコーラルがある。この日、ガイドさんが紹介してくれたソフトコーラルは淡い朱色。ストロボを当てると、クリクリしたお目々をしたゴルゴニアンシュリンプが淡い朱色をバックに、きれいに浮かび上がった。ソフトコーラルを利用して擬態化し、自分の体を守るためか、少し赤っぽい体色をしていた。周りを見渡せば、黄色や青色、紫色と、さまざまな色のソフトコーラルが生きている。個人的には、青色のソフトコーラルの近くに棲むゴルゴニアンシュリンプに興味津々。1本のダイブでは撮りきれない。だから、また潜りたくなるのだ。