海の中のイケメン | フーテンの横チン

海の中のイケメン


フーテンの横チン

 2010・3・25~東京・小笠原~

 視界にとらえると、どうしても追いかけてしまう。ザトウクジラを待っている間、サンゴの上で休憩しているアオウミガメを発見。写真を撮ろうとするギャルを避けようと後ろにUターンしたところを狙った。胸びれを高々と上げたところは、いつ見てもカッコいいし、ホレボレする。マンタと並んで、アオウミガメは大好きな生きもののひとつ。だから、カメの聖地・シパダンは、拙者にとっては、まさに最高のダイビングポイントでもある。ここ小笠原では、3~4月に伝統のウミガメ漁がおこなわれているため、ガイドさんいわく「最近、カメの数が減っているんですよね」。う~ん、カメ好きには残念なお話…。いま話題のクロマグロもそうだが、人間も海の中の生きものも、地球上で生きていくために、バランスの取れた捕獲を考えることが必要。もちろん、小笠原では捕獲数がきっちりと決められている。ダイビングというすばらしいレジャーが遠い未来にもあるためにも、美しい海を残さなければ…。青々とした海を見ながら、そう思った。