珍しい群れ
2010・3・24、東京・小笠原~
ひとまず、父島に別れを告げて、早朝にフェリーで南へ50キロ離れた母島へ渡った。「四本岩」の水深15メートルぐらいの狭い水路の奥をのぞくと、イソマグロの群れがグルグル回っていた。1メートル足らずで少し小ぶりなのだが、3メートル以内に近づける。こんなに接近できるなんて、世界中のポイントを探しても、そうはない。この日は17匹だったが、ガイドさんに聞くと「すごい時には50匹以上はいますよ」とのこと。水温は23度で、例年よりも水温が温かくなるのが早いそう。水温が冷たい時のほうが、大きな群れを見ることができるそうだ。やっぱり、小笠原はすごい!!ザトウクジラ狙いの1本目のダイブでは、体に振動がビンビン伝わってくるくらいの大きな鳴き声が聞こえていた。近い、近い、近い!!!父島ではなかった感覚だった。残念ながら見ることはできなかったが、大物遭遇のチャンスは大きそう。待望の瞬間は刻一刻と近づいている。そう思えるぐらい、期待は膨らんできた。