思い込みはダメ!?
2010・1・11②~タイ・アンダマン海~
ところ変われば、住み方も変わる。魚影の濃さで知られる「リチェリューロック」。運が良ければジンベエザメにも会えるサイトなのだが、実はマクロ生物の宝庫でもある。今回初めて知ったのは、あのフリソデエビが見られるということだった。体の模様が着物の振袖の柄のようにきれいなのが名前の由来だとか。英名ではハーレクイン・シュリンプという。赤いソフトコーラルが育つ岩の間をのぞいてみると、なんとカップルがいるではないか!!ちょうどイチャイチャしているところをダイバーに邪魔されたからか、なんだか不機嫌そうな表情でこっちをにらんでいる…ようにも見える。大きなハサミを振り回しており、少し油断して指でも近づけようなら、切られそうな勢いだった。しかし、こうも簡単に見られるとは思ってもいなかった。昨夏、こちらもマクロの宝庫であるインドネシア・レンベに行った時には、ガイドさんといっしょに転がっている石ころなどを裏返したりして、約20分間かけて見つけた。それほど、なかなか観察できないエビだと認識していたから正直、ちょっぴり拍子抜けした感もある。一方で、アンダマン海のバイタリティーの大きさをあらためて感じたのも確かだ。
