突然ですが、
真面目風味の話をします。
先日、高校時代の友達の結婚式にお邪魔しました。
横地尚子宛に結婚式と披露宴の招待状が届きました。
私が今よりも更に小さい頃に、親戚のお姉さんやお兄さんの結婚式、披露宴にお邪魔した時。
知ってる人も知らない人も、とにかく「大人」が勢ぞろいし、当時、理解し難い挨拶が右から左に流れ。
一皿に全て盛られたお子様ランチではなく、お皿が何枚も取り替えられるコース料理に目が点だった私。
振り向けば、花嫁さんがとにかく華やかで、雑誌でしか見たことないようなドレスを身に纏い、歩くたびスポットライトが追い、友人たちから祝福される新郎新婦を遠いギャラリーから見ている感覚でした。
けど今回は違った。
私の知る、花嫁となった彼女は、右も左も女子まみれだった中学高校時代、声を大にしては言えないような武勇伝を残した者の中でも、トップ争いをできるランクのなのではないか、と思います。
(またの名を問題児という。)
様々な先生から度々「少しは女として品性を大切にしなさい。」と共に怒られていた彼女が、時を経て1人の女性、そして1人の妻として、凛とバージンロードに足を進めるのです。
私の横を歩く時突然こちらを向いて
「結婚式、真面目かよ。(にやり)」
と高校時代の彼女節にふざけるのかと思いきや。
もちろん、そんな事もなく。
淑やかに足を進め新郎の元へと行く訳でした。
花嫁の彼女は別人の如く。
手を伸ばせば届く真横を通っていたのに、これまでにない「距離感」がありました。
言うまでもなく、いい意味です。
築いてきた間柄が親しすぎて、こういった、かしこまった雰囲気でまた再会すると、逆に恥ずかしいというか。直視できないというか、照れくさいというか、そどうしてもそれらの類いの表現しかできず。
本来ならば
「え、本気のやつじゃん。」
って笑いながら肩ポーンって強めにはじいてます。
そんなこと密かに考えてた私はまだ子供だなと思いました。
長らく付き合って来ましたが、この日に映る、幸せ満開の女性らしい笑顔は見たことありません。
あれ、おかしいな。
彼女の十八番の顔は根拠のないどや顔だったはず。
いつものどや顔は…?
どこいったの?
そうそう。そういうのが私の知ってるハル。
と、ちょっと安心したことは今でも秘密にしてあります。
さて、ハルとは中学高校と一緒ですが、なにも全ていい思い出なのかと問われると疑問に思うところがあります。
中学生の時はお互いをすごく嫌いだった事もあります。
今、ここまで縁きれず付き合っているのも奇跡的な程の犬猿の仲でした。
そんな過去も今では爆笑の身内ネタです。
部活が一緒で幾度ともめたこともありました。私を含め、変人ばかり集まってた。結果、部内もめすぎです。ミーティング開き過ぎです。
今考えるとにやにやしてしまいます。
そういえば、ハルの泣いた顔は見たことなかったかと思います。
もしくは忘れました。
なぜならそれは、あほ丸出しで笑っているハルの印象が強いからです。
ハルの怒ってる姿は何度も見たことあります。けど、どうしても迫力にかけました。
それも、あほ丸出しで笑ってるハルの印象の方が強いからだと思います。
くる日もくる日も特徴的な先生のモノマネをされて私は腹筋のあたりをやられました。笑いすぎて、筋肉痛です。
彼女の、モノマネの無茶振りに即座に対応できるプロフェッショナルさと、そのレパートリー数は、その学校内だけでならば素人レベルではないと確信しています。
ただ、この場を借りて言うと、
似てません。
それでもおもしろいのは、彼女の魅力のひとつなんだと思います。
うん、あれもこれも、
学生時代の思い出には嫌でも君が出てきます。
よーく考えると、ちょこまか出て来るどころか、横地青春時代思い出、レギュラー出演です。出過ぎです。やっぱり君はただのほしがりです。
いやはや。
とはいえ、今後共、レギュラー出演の程よろしくお願いします。
「幸せな家庭を築いて下さい。」
って、最後の最後まで恥ずかしくてちゃんと言えなかったので、あえてエイプリルフールに伝えます。
今度さ、苗字が変わるってどんな感覚になるのか教えてね。
yocochiiin
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