この赤い花は、アルゼンチンの国花、セイボの花(アメリカデイゴ)です。


「活力」「生命力」・・・エネルギッシュな赤い花から受けるイメージ。
「夢」「童心」・・・独特の花型をユーモラスに表現。この花の花言葉です。

とても楽しくてたくさんの感動をくれた2022年カタールのワールドカップも、残す所あと2試合になってしまいました。今日は忘れられない1998年のフランスワールドカップでのことや国歌のことと国花のことを書いてみます。

1998年。

24年も経つなんて。
1998年、私は、シャンソンコンクールのお蔭でパリにいた。フランスワールドカップ優勝パレードを目の前で見ていた。これも本当に偶然の出来事でその場にいることが出来た。

ゴールキーパーのバルテス選手、金髪を束ねたプティ選手、そしてその優勝チームのキャプテンをしていたデシャン選手が監督になるなんて。



当時のジダン選手とデシャン選手



一方、アルゼンチンのスカローニ監督は、デシャン監督より10才も若く、1997年にアルゼンチンのユースの代表だったらしい。




私は、高校野球でもなんでも、大抵劣勢のチームの方を応援してしまう。勝敗よりもベストコンディションでとにかく何回観てもおもしろい試合をしてほしいと思う。


さて、両国の国歌ですが、本格的な歌手の歌手の歌を聴いてみませんか。

ミレイユ・マチューさんのフランス国歌、マルセイエーズです。

 





一方、アルゼンチンの国歌は、


歌を聴いた所で、また国花の話に戻りましょう。

アルゼンチンの国の花はセイボ。フランスの国の花は、アイリス。セイボの花って知らないと思ってたら、別名は、アメリカデイゴだそうで、新橋の駅前にも咲いているらしいよ。
そして、鹿児島県の県の花がデイゴなので、南国に咲く明るい花、知っている花でした。(沖縄県のデイゴはアメリカデイゴではないんだって)



ここからは、1998年のフランスワールドカップ、フランス優勝の夜のことです。本当に忘れられない想い出です。

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『 1998 ーl'eteー』

あれから20年も経過してしまったのか。
昨日のことのように楽しく憶えているというのに……。
1998年7月12日、world cup フランス大会の決勝は、優勝候補ブラジルを相手に3-0の圧勝、開催国フランスは歓喜の渦に包み込まれた。私は偶然にもその興奮の中にいた。

1998年、パリのシャンソンコンクールVive la Reprise を終えた私は、いよいよ本格的にパリに留学しようとパリに留まっていた。宿泊予定地の寄宿舎が空くより、少し前にパリに入っていた。仕方なくその2日間だけを友人が凱旋門の近くの安宿を取ってくれた。部屋にテレビもない泊まるだけの宿。

シャンゼリゼ通りには、たくさんのサムライ・ブルーの日本のサポーターの男の子達がいた。
そうか、ワールドカップ⚽️杯だった…。

私は、音楽も芸術もスポーツも好きだけれど、
その時は、ワールドカップ目的でなかった為、
正直日本人の観光の人達の近くにいると思うと少しショックであった。(申し訳ない。)

夕方になり、近くの中国レストランに入った。大きなテレビがあり、何気なく見ていると、なんとフランス対ブラジルの決勝戦。レストランは、とても空いていて試合を見ていたら、遂にフランスは勝ってしまった。夢のようなシーンを観てしまい、自分のことのように喜んで宿に帰った。

  そして、更に私は驚いた。その日の晩、一晩中、フランス人達の歌を聴いた。それは、歓喜に酔いしれ、喜びに歌い続ける自然発生的に生まれた歌だった。リズムは鼓笛隊のマーチ。

もう少しわかり易く説明するなら
とても古い歌だけれど、水前寺清子さんの「365歩のマーチ」と同じリズム。

1#2#1・2・3~1#2#1・2・3~~
そして歌詞は延々と同じ。

トロワ・トロワ・トロワ・ゼーロ
トロワ・トロワ・トロワ・ゼーロ

つまり、3対0とずっと合唱しながら道を歩いているのである。

私は、何と言えば良いのか、無邪気に喜んでいる,そのフランス人達の歌いたい気持ちがストレートに伝わり、そのシンプルな歌とリズムは私の脳裡に焼きつき、あの日のフランス人達の歌をいまだに忘れることができない……。

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さて、最後になりましたが、私がフランスのピカルディで撮影したアイリスの花です。今までに見たことがない程大きなアイリスでした。



アイリスがフランスの国花というのは、少し意外な気持ちがしたので理由も調べてみました。
正式にアイリスを国花にしたのは、13世紀中ごろの国王ルイ12世。 意匠化された「フルール・ド・リス」は、フランスが共和制に変わるまで、フランスの国旗や紋章として使われていたということです。

花言葉は、『希望』『信じる心』『メッセージ(恋のメッセージ)』『吉報』『良き便り』『知恵』

 
国の花のことと本格的な歌唱による国歌のご紹介、そして私自身の1998年の想い出、読んで下さってありがとうございました。

上手く書けていないのですが、まだ書いていきたいことがたくさんあります。私のブログをフォローして応援して下さると励みになりますので、よろしくお願い致しますね。