「笑顔と言葉を大切にするSTたつみともこです」
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〇県にお住まいの保育園の年長さんAさんのお母様から発音のことで相談がありました。
Aちゃんは、ことばの話はじめがゆっくりでしたが、理解はできているので、特に気にしないできたそうです。
ところが、年中さんの終わりにお友達から、自分の名前がうまく言えないのを指摘され、外で話したがらなくなりました。
そこで、発達支援センターに相談したところ、この年齢ならうまく言えない音があってもあせらないでと言われたので、様子を見ることにしました。
けれども、なかなか、ことばが、はっきり言えず、軽くどもるようになって来ました。
「うまく話せないんだよね、話せるようになりたい」とお母様に、訴えてきました。
まず、相談で、Aちゃんの遊び方をみせてもらい、発達やことばの心配はなさそうでしたので、オンラインで発音の練習をすることになりました。
発音の練習は、高い頻度で行った方が良いので、オンラインSTは、1週から2週の頻度でしています。
ラインテレビ電話を使った指導です。
指導1回目
STで、舌の動かしたや頬っぺたの動きを見せてもらった後、物の名前を言ってもらって、発音のチェックをしました。
舌で唇をなめるのが苦手だったので、チョコペーストを唇に塗ってなめとる練習をおうちでしてもらいました。
舌の緊張も強かったので、舌を弛緩させた後、ストレッチする体操も合わせて取り組んでもらいました。
お母さんと二人でおいしい物を食べられるので、親子で過ごせる楽しい時間になったそうです。
指導2回目
チョコペーストがなくても、唇を滑らかになめられるようになりました。
STでしりとりをして、一つ一つの音に注意を向ける練習をしました。
おうちでは、家族でしりとりを楽しんでもらいました。
指導3回目
STで、「さ」と「た」の聞き分けの練習をしました。
おうちでも紙に「さ」と「た」を書いてもらって、正解したら、好きなシールを貼ってもらうことにしました。おうちでは、「マーメイドごっこ」と言って楽しく取り組んでくれたそうです。
指導4回目
STで、「さ」を出す舌の構えを練習して、おうちでも、毎日、10分程度取り組んでもらいました。
指導5回目
STで「さかな」「さめ」などのように「さ」で始まる単語を言う練習をしました。
おうちでも、10語ほど、単語を毎日、練習してもらいました。
指導6回目
STで、「かさ」や「はさみ」などの言いにくい単語を言う練習をしました。
ここで、お母様からうれしい報告がありました。
保育園でも、Aちゃんがお話をしなくなってしまたのを気にしてくれていたので、オンラインSTの内容を伝えたら、しりとり遊びをしてくれて、Aちゃんは、一番、たくさん、カードがとれたそうです。
なお、AちゃんのオンラインSTは、後、数回で終わりに、できると思います。