「笑顔と言葉を大切にするSTたつみともこです」
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Tくんの幼稚園・小学校での様子については、拙ブログをご参照ください。
小学校いっぱいは、通常級で頑張って来たTくんでしたが、中学は特別支援級に進みました。
Tくんが、「僕、何か違うんだよな、ともだちが欲しい」と言い始めたことも、きっかけになりました
中学の特別支援級は少人数で、個々に合わせた指導をしてくれます。Tくんの気持ちが安定し、表情が柔らかくなりました。
さて、では、STでは、Tくんの将来に向けて何をして行きましょうか?
語彙は十分にあり、お母様からの希望もあったため、小学生の間は、話す練習が中心でした。
通常級でストレスもあり、不安やこだわりありが強かった時期でもあったため感覚統合・ヨガも取り入れました。
日常の受け答えはできますが、人に分かるように話すことは、やっぱり、苦手でした。
Tくんは、WISCⅣのFSIQは高かったのですが、KABCでは、継次処理が同時処理と比較して、苦手でした。
知能検査から見ても,聴いて理解する事よりも文字や絵からの方が、負担なく理解できるのです。
相手に分かるように伝えるための表出の手段としても文字を使うつまり文章はどうかと考えました。
Tくんの大好きな電車についての記事を書く中で、文章を書くスキルを身に着けて行くことにしました。
Tくんは電車の写真を検索して貼り付けて、文章は説明文の丸写し、とても、楽しそうですした。
えっ、丸写し!
そこで、Tくんの話を基に、私が取ったメモを見ながら書いてもらう事にしました。
書いてくれた文章の間違えを直すと、T怒って、泣きそうになるのでした。
いろいろと働きかけて私の修正を受け入れられるようになるまで、年月がかかりました。
こだわりを手放せるようになると、、
修正を受け入れられるようになると、Tくんの文章力は成長し、促すと、日常の出来事も綴れるようになりました。
中学3年の間に、Tくんの漢検3級の力を発揮して、電車についての分かりやすい文章が書けるまでになりました。
写真は今年、Tくんよりいただいた年賀状です。幼稚園の時から、黄色が大好きだったから、、(笑)
参考文献 41回 日本コミュニケーション障害学会 辰巳朝子
幼児期から思春期にかけて関わり続けた自閉症スペクトラム障害(ASD)のある3事例の経過 ~作文から見た思春期の変化~ |
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