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Aちゃんは、いたずらっぽい目をした5歳の可愛い女の子で音の間違いをお友達からからかわれて困っているとの事で来られました。
お母様も学校に入ったらいじめられないか心配なさっていました。
ことばの遅れや知的な遅れはありませんでしたが、着席しているのが、苦手でした。
着席して、発音練習を始めると、お顔が曇ってしまい、「できない」と言って、悲しそうにします。
着席や発音練習が苦手な原因は、前庭覚や固有受容覚に鈍さがあることも関係しているようでした。
そこで、トランポリンを跳びながら、発音練習をすることにしました。
Aちゃんのように感覚に鈍さがある場合、普段の遊びの量では、満足できなくて、たくさんの刺激が必要なのです。
トランポリンに乗ると、悲しそうなお顔が一転して、笑顔、はつらつとしています。
難しい発音練習も頑張って取り組めるパワーが出てくるようでした。
発音練習は、おうちで復習してもらう必要がありますが、おうちでトランポリンは無理との事。
おうちにあるバルーンに乗せて揺らしてもらいながら発音練習をしてもらいました。
Aちゃんは、お母さんとバルーンで遊びたくなると、「発音練習したくなっちゃった」と言うそうでした(笑)
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