やっと幼稚園がスタート。通い始めて1ヶ月がたとうとしています。
つまり、この子にとっては第3の言語
英語という新しい言語が
生活の中に組み込まれることになりました。
日本語のお教室も見つけて通い始めました。
プリスクールは、基本半日のところが多く
(日、仏、米の幼稚園に関する捉え方の違いはまた追って)
フランス語の補習環境はまだ検討中です。
まずはプリスクールと英語環境になじませることを優先させました。
一番通わせたい学校が週2回の半日のみ子供を受け入れるタイプの学校で(!!)
それしか年少さんの学年は通わせられないため、
もう1校プリスクールを追加。
ついでに日本語のお教室も含めて、
週5で半日プリスクールに通わせるという所からスタート。
問題なのは、フランスを離れ、夫がもういきなり激務。
7時前に家を出て、帰ってくるのが11時過ぎます。
そのため、平日の夫との朝食の時間がなくなりました。
つまり、一気に激減したフランス語環境。
おまけに、学校は英語。
といわけで、夫との会話は変わらず完全フランス語なのですが
フランス語の語彙が増えている感じは残念ながらありません。
逆に、
私とは通学中を含め、いろいろな学校のことなどを話してくれる時間が増え
結果日本語が強くなりました。
さて、客観的に見た3歳5ヶ月の息子の日本語のレベルですが
日本で生活しているお子さんと比べると
やはり、良くはないと思います。
習得のスピードも遅いです。
日本で生活している3歳児(幼稚園前)の子より明らかに遅いと思います。
話し始めたのは、同月齢の子よりも早く、
お行儀の良さは、他と比べても、周囲と比べても郡を抜いているのですが
(結構良いレストランに行っても問題ないし、
飛行機や長距離列車も苦労知らず)
やはり!言葉は遅い。
性格的なものも影響しているとは思いますが、
特に女の子と比べたときの言葉や文章力は歴然と差があるのを実感します。
駐在などでパリにいる日本人のお子様たち、特に女の子は
”ぺらぺらしゃべる”、というのが正しいです。
感心します。
たとえば、日本人夫婦のお子さんでパリのインター系の幼稚園(英語)だったり
フランスのクレッシュに通っているお子様と比べても
日本語のレベルは息子より高いと思います。
全体的に女の子の方が会話は強いですが
その差は歴然の差といっても過言ではないかな、と思います。
やはり自宅での両親の母国語の影響は
海外に住んでいても一番なのだと実感しています。
以前も書きましたが、語彙数というのは知能のレベルの差との因果関係はあるものの
ある程度の語彙数は決まっており、それを100%母国語で使うか、それを2分割(2カ国)、3分割(3ヶ国語)
してくということですが、その通りのある意味結論を
今、、まさに目の当たりにしている感じです。
一時帰国した際も、日本の保育所に少し混ぜてもらったのですが
同じように感じて、納得しました。
この日本語の語彙力の差が、いずれどんどん開いていくのかもしれません。
ある程度の覚悟が必要だなと実感しました。
それから、自分のしゃべっている言語(日本語)が周りのレベルに満たない
ということを、息子はすでに察知できている様子で
日本語が凄く強い環境になると、物静かになります。
とても恥かしがり屋なので、それも大いに影響しているのですが。
これが進むと、少し問題かもしれません。
やはり口から出ない言語は大人もそうですが衰退しますから。
これまでと日本語の教育に関しての私のスタンスは変わりません。
我が家のライブラリーはもう230冊を超えています。
このクリスマス、第2子の誕生日などで、
さらに増えますので250冊近くなるでしょう。
これらが、彼らの言語の力を伸ばしているのはもういうまでもありません。
最近は、絵本を見て、何をしているのか、どういった色を使っているのか
息子にそのページを説明させたりして、口から日本語を出すように
促すことを意識的にやっています。
さて、実は3歳になってからというもの
もうひとつ、大いに役立っているのが
Youtube
いやはや、これが凄い威力。
長男は、電車好きが高じて、プラレールにたどり着きました。
ここまでは良いのですが、
自宅にいるとき、おもちゃは主にプラレールや BRIOで
線路のレイアウトを作り、列車を走らせて遊んでいます。
また、以前紹介した電車の本の付録DVDを見ていました。
電車の名前もかなり覚えました。
図鑑を見て、新幹線なども教えてくれるようになりました。
その知識を助長したくて
好きな電車の映像をYoutubeで見せ始めたのがきっかけです。
そこから、プラレール好きな子供には神様というか…笑
有名な がっちゃんねる や プラレールおじさん
のチャンネルにたどり着きました。
ここで飛躍的に伸びた日本語がたくさんあります。
また、これが凄く効果的だったので
トイレトレーニングの一環として
おトイレが上手にできたご褒美に私のiphoneでyoutubeを見せ始めました。
これがトイレトレーニングにも効果的面だったのですが、そのうちに
息子の口から、突然
「橋脚がさ~…」
とか、「架線柱がさ…」
「複線がほしい」
とか
今まで口にも出さなかった日本語が出てくる出てくる。
架線柱なんて単語、私も知らなかった…。
「…だから、~」
とかの2文節をつなぐ接続詞の量も驚異的に増えています。
やはり好きなものを説明しているのは
グイグイ入っていくのかも。
特に、第1子はオタク気質なので。笑
通常は保育園や幼稚園で、周りから吸収するのでしょうが
我が家の場合はYoutube。
決して長時間見せているわけではありませんし
私たち夫婦はスマートフォンに依存している子供をあまりよく思いません。
それでもインターネット、
使いようによっては良いこともあるのかも。
今は、関連動画なども自分で探して
英語やロシア語などのサイトを見ていることもあり
知らない間にアンパンマンの関連動画も見つけて、アンパンマンを知っていました。笑
特に、オタク気質があったり、
すでにもう大好きなこと、もの、がある子の場合は
図鑑などと合わせて、それに関連した動画なんかも語彙を伸ばすのに役立ちそうです。
特に海外在住の子に関しては、動画で紹介されたおもちゃがお店で売っていることも無いですし
日本の子供や大人たちが動画上で紹介したり、遊んでいる商品が
店頭で手に取れるわけではありません。
そのため、凄く素直に受け入れているだけで終わっています。
同様に、カリスマキッズが何かを紹介する動画チャンネルが
フランスでもないか探しています。
同様にしてフランス語も伸ばせないかなぁと、、、
夫と検索中です。
もちろん、スマートフォンやPCに触れる時間は限定させたいので
このあたりの、自宅でどういったスケジュールで何をするかも課題です。
ネットは、怖い部分ばかり強調されがちですが
海外で育つ子の母国の情報や語彙を伸ばすのに、うまく使うこともできそうなので
この方法論を、もう少し研究してみたいと思っています。
子供と一緒にyoutubeなどを利用して効果的に語彙が伸ばせるようなら
タブレットとかの購入を視野に入れてもいいのかも
(子供が一人でタブレット遊び始めるのが怖いので、今のところは避けています)
英語の方は、少しずつ。
先生いわく、挨拶は学校でちゃんと英語でしているそうです。
アルファベット読みはまだフランス語です。(アーベーセー)
おそらく1月中には英語と逆転しそうです。
まだ、自宅で口からポロリと英語が出てくる様子は無いです。
ただ、英語で色を教えてくれます。
青はブルー、ピンクはピンク、茶色はマロン。(違うよ英語だとブラウンだよ)
緑はグリーン(フランス語だと何?)とか会話が続きます。
ミッキーマウスはフランス語でミケですが
すでにミッキーマウスに変わりました。
幼稚園に通い始めるまではミケといっていたのに。
まもなく、通い始めて1ヶ月がたとうとしています。
クリスマス休暇に入りますが、3月の終わりくらいにはどんどん英語が子供の口から
出始めるのではないかと考えているので
またその時期前後にご報告します。

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