年末から2か月ほど入院することになった病名は「心筋炎」
コロナワクチン接種で、若い男性に出やすい副作用として
病名を聞いたことがあるなぁ程度の病気だったので
私には無縁だと思っていましたが
心筋炎の原因の一つに「膠原病」があるんですねぇ
私の持病である強皮症は膠原病の一つ
病勢は落ち着いているので、強皮症が原因とは断言できないものの
ステロイドや免疫抑制剤を服用しているせいで
色んな病気にかかりやすいのも事実
それとは別に、入院時の検査でコロナに罹患していることも判明したため
本来なら心筋炎の原因がコロナなのか、膠原病なのかを調べた方が良かったのかもしれませんが
「検査のリスクが大きいうえに、そもそもそんな余裕がなかった」byお医者さん
なので、結局のところ原因は不明
ただ「血行動態の破綻を急激に来たし、致死的経過をとる急性心筋炎」(国立循環器病研究センター)の
「劇症型心筋炎」だろうっていう見立てらしい
最初に説明を受けた時は、約2週間の全身麻酔から目覚めた直後ということで
「へー(他人事)」くらいの感想だったものの
病院到着時には、ほぼ意識をなくしていた私が受けた検査や治療の内容を聞いたり
身体の色んな所に残った縫合跡を見たり
劇症型心筋炎について調べたりするうちに
「私、よく助かったな」と
目が覚めると体中にマーキングされてたw
医療関係者の方はもちろん
動けない私の代わりに病院に電話して
「今、担当医がいないので・・・」と渋る大学病院の受付に
「他で強皮症だからって断られたんです!何とかしてください!」
とねじ込んでくれた姉(一緒に駆けつけてくれた姪っ子)にも感謝しています。
とか言いながら
「暇だから退院させて~」
「経鼻経管栄養のチューブ外して~」
こんな感じ
食事ができるようになったら
「ミキサー食、まずっ」
「きざみ食にトロミかけたら味が薄くなってまずっ」
「ご飯嫌い!パンが良い!」などなど
わがまま言い倒してました( ̄▽ ̄;)
ICUでは、回復力の早さに
「お若いって素晴らしい」
検査でお会いしたお医者さん、看護師さんには
「よく、ここまで回復しましたね。大変でしたね。がんばりましたね」
病棟の看護師さんには
「ご飯、いっぱい食べられましたね~。がんばりましたね」
と、とにかく褒め倒してもらった約2か月
死んでもおかしくないくらいの病気になるのも初めてなら
これだけ、何をしても褒められるのも恐らく子供の時以来
治療も入院も二度と経験したくないですが
弱ってる時に人に褒められるって良いなぁと改めて実感
私も人に優しくしよう
と思えたのが今回の入院の収穫かな