ファンベールを選ぶ時のチェックポイント | YOKO

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Belly dance in Osaka

実物を見て選べる機会が少なく

当たり外れも多いファンベール

 

国内のショップやフリマアプリなどで購入する際には、

納得いくまで質問するのがお勧めですが、

販売されてる方が詳細を把握していないことも多々。

 

私が普通に使う「親骨、中骨、要」ですら「どこですか?」「何ですか?」

と聞かれてしまうくらいですが、その言葉を使わずにどう教えてるのか、習ってるのかが謎。

もしかして英語とか?

 

まぁ、知らないものはしょうがないですが

知らなかったせいで、使いづらいファンベールを買うことになるのもねぇ

ということで、ここを押さえておけば大丈夫かなというポイントを

独断と偏見でお伝えしようかと思います。

 

色とか長さはスタジオ指定で選ぶ余地なしのケースもありそうですが

選べるなら150cmか180cmっていう選択肢がほとんどかと。

どちらが良くて、どちらかが悪いということはなく

どんな振り付けなのか、どんな曲なのか、使う人の身長や手の長さは・・・などなど

いろいろな要素を考慮したうえで決めるのが正解ですかねぇ。

 

が、ここで気をつけなければならないのが、長さの起点

この写真のファンベールは、私が180cm(左)、150cm(右)としているものですが

どちらも180cmと言えば、180cmになっちゃうのです。

 

その理由は

扇子の要からベールの先までを長さとするか

 

扇子の中骨先端(要の逆側)からベールの端までを長さとするかによって

30cmの差が出るからです。

 

ショップだと図入りで説明していたりするのでわかりやすいですが

フリマアプリの場合は「扇子の先」と言っているのが

売り手側の認識で「要側の端」、買い手側の認識で「要と反対側の端」だったりすることも

 

扇子に貼られていないベールの長さ

っていう聞き方が一番わかりやすいかなぁと思います。

それがわかればプラス30cmで全体の長さになります。

 

ベールの端の処理も好みがわかれるところですが

私は縁かがりがないほうが好きです。
ロックミシンでひっぱられてしまうのも
ベールの色に関係なく金糸でかがってあるところも嫌い。
 
とはいえ、切りっぱなしだと不良品って言われることもあるらしいので
そういう面倒を避けるにもかがっておいたほうが良いのかなぁ。
 
ベールよりも大事なのに、割とおろそかにされがちなのが「骨」
両端にある幅広で厚みのあるのが「親骨」、それ以外が「中骨」
 
これは、どちらも特に大きな問題はない厚みですが
右側がささくれいっぱいなのわかりますかねぇ。
けがをしないように、気をつけないと。
 
左は右より親骨が薄いですが、中骨に厚みがあるので安定感があります。
右は中骨が薄くて、親骨が比較的厚みと幅のあるタイプ。
 
これも、選べるなら選びたいところですが
選べないことのほうが多いんですよねぇ。
 
最初に中骨がペラペラのファンベールを購入してしまったら
きっと「なんて使いにくい道具なの!!」って思うはず。
 
まだまだ、選び方のぽいんとはありますが
「こうじゃなきゃ」っていうわけではないので
自分の手元にファンベールが来たら
その道具の癖に慣れるまで練習してあげてくださいね。
 
オマケ
 
ファンベールは左右の色がそろってなきゃっていう道具ではないので
何本か持っている人は、いろいろと組み合わせてみるのもおすすめです。
逆配色のグラデ
これは、私も持ってます。
9月5日のWSで実物をお見せしましょう。

 

先端の赤でリンクさせたセット

 

こっちは黒でリンク

 

タイダイも左右別のファンベールが使いやすいかなぁ。

これは色違いピーコック

 

色々と試行錯誤しながら、自分で使い方、見せ方を考えられるのが

ファンベールを使う面白さでもあるので

「こういうのはダメ」って思わずにやりたいことに挑戦してみると良いかなぁ。

 

先生について習ってたりすると、やりたいことがあっても遠慮しちゃうのかもしれませんが

先生って呼ばれてる人が100%正しいわけではないですからね。

 

まぁ、中には教祖様のように崇め奉っちゃってる人、奉られちゃってる人もいるので

そこに疑問を感じなければそれもあり。

ただし、そうじゃない人を間違ってるとかいうのはなし!

 

自分と違う、自分の先生と違う、自分の好きなダンサーと違う

だからダメではなく

そういうのもあるのね、もしくは「好きじゃないな、私は」で良いんじゃないでしょうか。

 

嫌だと思ったら見なきゃ良いだけ、

面白いなと思ったら見て、真似してみれば良いだけ。

嫌だと思うものに時間を割くほど、人生は長くないのです。