ピアニスト 大羽洋子の奏でるブログ⭐ 今伝えたい音色をピアノとオリジナル折鶴作品にて〜今音 imane〜 -50ページ目
GW5月6日(水)は『クリス松村の注文の多いレコード店』一挙放送♪
http://www.kayopops.jp/program/index.php?prg_cd=KC00000500

♯1榊原郁恵さん 14:00~14:30
#2 太田裕美さん 14:30~15:00
#3 稲垣潤一さん 15:00~15:30
#4 野口五郎さん 15:30~16:00
#5 サーカスさん 16:00~16:30
#6 岩崎宏美さん 16:30~17:00
#7 アグネス・チャンさん 17:00~17:30
#8 松本伊代さん 17:30~18:00
#9 南佳孝 さん  20:00~20:30
#10 南野陽子さん 20:30~21:00
#11 八神純子さん 21:00~21:30
#12 西城秀樹さん 05月01日(金) 22:00~22:30
05月06日(水) 21:30~22:00

◆ピアニカ洋子のへや
https://www.youtube.com/channel/UC33gs71Ev9wMd6sZJMRP0Mw/search?query=%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%AB%E6%B4%8B%E5%AD%90%E3%81%AE%E3%81%B8%E3%82%84
先週、今週のニュース番組で、アナログレコードの売上が世界的に増加傾向、米国では前年比49%増加。国内では5年前に比べて4倍、邦楽は前年比の2倍タイトルが販売。凄い事です!
0.6ミリと言われるレコードの針の生産量も10年前と比べて約2倍に増加。
レコードプレーヤーの生産量も増えていて、一万円ほどの持ち運びできるタイプも人気のようです!
私が今のレコードプレーヤーに出会ったのは、もう何年も前ですが、今でも大切にしています。
A面があってB面があって、解説やジャケットの魅力、アナログこそ、ありのままをお伝えできると私は思っています。
明日は『クリス松村の注文の多いレコード店』
♯12 ゲストは西城秀樹さん☆
https://youtu.be/R9W1122YTgc
胸がジーンと熱くなるような、本当に素敵な内容です。
西城秀樹さんに出会って、私の中でも気持ちの変化がいくつもありました。
その中から、どうしても堅苦しくなってしまうプロフィール。自己紹介を
書き換えてみました。音楽ではないある作品も公開しましたので、お時間のある時にそっと覗いて頂けたら嬉しいです。
明日から放送時間が23:00~23:30に変更になります♪
CS329
歌謡ポップスチャンネル


この作文は、私が中学生時代に書いたものです。
当時、わたしは今でいう”いじめ”を経験していました。
その苦しさを、ある日担任の先生に相談すると先生は、私が書いた作文をコンテストへ出品。その作品が入賞し、全校集会にて紹介され、そのことがきっかけで、いじめは落ち着きました。
時を越え、社会人になってからもパワハラを経験するなど、専門とする音楽以外に本当に多くの事を学びました。
ごく普通の日常の一こまですが、何か少しでもお伝えできたら、と思い公開します。


『新聞紙』

6月にある日、私はピアノのレッスンへ行くために、武里駅で電車に乗りました。その日は風が強く、車内には新聞紙が散らばっていました。私は、誰が落としたのだろうか、と半分腹を立てながらそれをみていました。私だけではなく、他の人達も同じように感じていたのだと思います。現に、新聞紙が動くたびに目で追っているのです。ある男の人は、その新聞紙が自分の足元に来ると、足で前へ蹴飛ばしていました。また、何人かの女の人達は、新聞紙が自分の足元に来ると、足を上げ、それがなくなれば下ろすということを繰り返していました。いくら汚ない、目障りだと思っても、私達は普段から新聞にお世話になっているのだから、そこまでして避けなくてもいいのに、と、私は思いました。

載って5分、一ノ割駅に着いた時です。新聞紙は私の足元30センチ程手前で止まりました。すぐ手の届く距離です。拾おう、拾わなければいけない、と思っていたのですが、なかなか手が出ませんでした。そんな自分が情けなくなり、こんな事ではいけないんだ、と自分に言い聞かせ、思い切って拾おうとしました。すると、何人もの女の人達が、新聞紙に手を出そうとしている私を見ているのに気がつきました。その視線がとても気になり、すぐに手を引っ込めてしまいました。心臓の動きが激しく、手に汗を握っていました。すると、新聞紙はまたもや風で飛ばされてしまいました。が、まだそれ程私から遠い位置ではありませんでした。

目的地の春日部はもう真近という時、私は何気なく新聞紙の方へ向って行きました。その時も私は、何人かの人に目で追われているような気がしてなりませんでした。しかし、私は急いで新聞紙を拾い集め、いくつかに折り、電車が止まるのを待っていました。その時もドキドキしていましたが、良いことをしたんだ、と自分に言い聞かせながら、新聞紙を強く握っていました。

私が新聞紙を拾うのを見た人は、どのように思ったのか分かりません。しかし、余計な物がなくなって安心したのではないかと思います。もし、私があの時新聞紙を拾わなかったら、誰か拾っていたのだろう、と今でも考えることがあります。でも、その度に出る結論は、新聞紙を拾って良かった、という事です。私は、人のためではなく、自分自身を成長させるために新聞紙を拾いました。そして、この出来事を機会に、誰かがやってくれるだろう、といういいかげんな気持ちをなくしたいと思いました。自分がイヤだと思うことは他人もイヤなものです。これからは、そのイヤなことを進んでできる人間になりたいと思います。