本、

[建築とは何か 藤森昭信の言葉]

を読んでいます。

 

この本は、目次を見ると、

1部と2部に分かれています。

 

1部は、

藤森先生の考察

 

2部は、

複数の建築家からの

質問に対して

藤森先生が答えておられます。

 

2部に、

元ボスの、藤本壮介さんとの

問答が載っており、読んでみました。

 

「先日は前橋の《T house》にいらしていただき・・・」

「・・・あの住宅を「21世紀の縄文住宅」・・・と

言い切ってくださったのを読み、その鮮やかさに衝撃を受けました。」

 

藤森さんが、T houseにいらしたのか・・・

T houseの模型は、2階建て案だった頃から

たくさんお手伝いしました。

 

わたしは、1/200 と 1/100のスケールを

お手伝いしました。

その後雑誌で、1/20と思われる模型が

掲載されていて、

藤本さんの粘り強さに驚きました。

 

「以前「プリミティブ・フューチャー」・・・という文章を書いたこともあり・・・」

 

プリミティブ・フューチャー・・・

ネットで「プリミティブ・フューチャー」を

検索してみたら、

2023年、つい昨年に、

同名の展覧会をドイツで開かれたそうです。

 

藤本壮介による、ドイツでの建築展「Primitive Future」。現地のアワード受賞を記念して開催。自身の建築哲学を表現する、12個のワイヤー製のオブジェによるインスタレーションを制作。視点により見え方が変わる“立体的なドローイング”が空間に様々なシーンを描く | architecturephoto.net

 

何年、同じことを

貫いておられるのだろう?

 

「藤本壮介が建築を構想するとき、彼は「プリミティブ」と呼ぶ基礎から出発します。」

「この建築哲学に基づき、藤本壮介は過去20年にわたり、・・・」

(上のリンクの記事より)

 

20年。

長い。

芯がある。

そして、実行し、

育てている。

 

話を本に戻して、

 

藤本さんの、

「・・・藤森さんの今の思いを五つの原則の形で見てみたいと思うのです。

現代建築の鮮やかな転換点になることを期待します。」

 

という問いに、

藤森先生は、5つ答え、

 

そして、

「・・・以上が、現代の縄文住居のためのフジモリ五原則である。

やがて君が書くであろう”フジモト五原則”と遠くも共鳴することがあればうれしい。」

 

と締めくくられています。

 

・・・・・・・

 

今日はこの辺で。

 

出典

株式会社エクスナレッジ

建築とは何か 藤森昭信の言葉

 

出版社に、一部掲載が不可なら

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適量と思われる範囲で載せております。