T家に文書を投函してからこれと言った大きな変化はない。
一日何度もポストを確認していたご主人が【暑さが落ち着いたら】と伝えていた事で安心したのか、今ではたまにしかポストを確認しない。
子供じみていて実に分かりやすい人間だ。
先日また隣人家族のバトル勃発。
今回は娘の声が大きく、とても賑やかなバトルだった。
娘の「おまえ〜おまえ〜おまえ〜」の連呼にはビックリ(普段は猫撫で声でネットリした話し方)
ご主人「そうだよ、お母さんが悪いんだよ、、、お母さんが、、、金がない?、、、年金、、、タバコ、、、俺は、、、俺の金で、、、おまえ、、、おまえは、、、買い物しても、、、ああそうだよ、、、だったら、、、」殆どこの繰り返し。
3人してエスカレート。
いつもならキャンキャン鳴く犬の鳴き声は一切聞こえなかった。
奥さんは血が濃い。
昔、毎日帰宅が午前様だったご主人の浮気を疑い、包丁を突きつけながら確認したが、ご主人は最後まで浮気を認めず謝罪なく逆ギレ、ところが浮気相手が奥さんに暴露し発覚。
それを知ったご主人が浮気相手をボコしたそう。
「彼女主人にボコされたのよ〜主人は証拠があっても認めないのよ」と奥さんは苦笑いしていた。
その話を思い出し(奥さんなら包丁を持ち出すかも、、、悲鳴が聞こえたら交番に行こう)と一応心構えはしている。
開いていたTご主人の部屋の窓、いつの間にか閉まっていた。
アパートに住む男性も出掛けようとしていた足を止め、暫く様子を伺っていた。
バトルの原因は又お金らしい。
昔Iご主人が私に「俺は嘘なんてついてませんよ〜嘘ついたらオタクに1000万でも2000万でもあげますよ〜」と両手を大きく広げジェスチャーした事を思い出した。
が、I家の貯金額を知ってしまった私は、今ではその額を請求する勇気はない。
いつか又、Iご主人とバトルになったら、その時は忘れずに「ご主人にもだいぶ嘘つかれてきましたよね〜。そうそう〜昔ご主人が仰った、嘘ついたら1000万でも2000万でもあげると言う話、お気の毒で受け取れませんので請求致しませんね〜どうかご安心下さい〜忘れて下さいね〜」と嫌味たっぷり言うつもりだ。